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スタッフブログ

自作しよう! 手作り表札カテゴリー

和の情緒ある『表札』を銅板と木でつくる⑧

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前回、表札のアクセサリーになる銅製の葉っぱパーツに、ディティールをつけました。まだ、敷板の上に貼り付いている状態ですね。今回は、表札に固定するときに必要な穴をあける作業と、敷板からパーツを剥がす作業をご紹介します。


まず、穴あけにはピンバイスを使います。細い釘を通せる大きさの穴で、充分ですので、ハンドドリルは必要ありません。ピンバイスのドリルの刃先を穴あけ位置にあわせます。そして、ピンバイスを押し回すように、グリグリと穴をあけていきます。


イラスト上段中央の2つのようなイメージです。ピンバイスの柄の先を手のひらで押すようにし、親指と人差し指で、回転させます。


穴あけができたら、シンナー薄め液を用意し、全体にかけます。少し、敷板に染み込ませるようにするか、斜めに敷板とパーツを傾けて、隙間に流し込むか、どちらかの方法で、シンナー薄め液をかけてください。パーツを固定した両面テープが剥がれて、簡単にはずせます。


これで、パーツが完成しました。次回をお楽しみに!

和の情緒ある『表札』を銅板と木でつくる⑦

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表札の葉っぱパーツに、先の平らな鏨(たがね)で、葉脈を刻みましたね。中央の縦ラインと左右に広がる細かなラインができました。


今回は、葉っぱの縁を加工していきます。使用するのは先が丸くなっている鏨です。先丸の鏨を打ち込むことで、縁に反り返りをつくって、立体的にしていきます。


イラスト上段中央のように、きちんと、作業台に固定した状態で、作業をしてください。鏨の先をパーツの縁に置くように当てて、少し外側に向かって斜めに打ち込みます。


葉っぱの先端の方から順に、左右どちらかから、縁を叩いて反り返しましょう。


片側から加工するのは、反り具合を確認しながら調整するためで、左右対称にする必要はありません。葉っぱの立体的なイメージに合わせて、鏨を打ち込んでください。


次回をお楽しみに!

和の情緒ある『表札』を銅板と木でつくる⑥

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さて、今回の表札は、銅板を切り抜いてつくった、葉っぱのパーツにディティールを刻んでいきます。


前回、敷板に両面テープでパーツを貼り付け、作業台に固定しました。加工には、ハンマーと鏨(たがね)を使います。


作業しやすいように、固定する場所は、イラストのように作業台の角の位置にすると、体を動かしやすいですよ。


まずは、鏨をパーツの上に置くように位置をあわせて当てます。そして、鏨を垂直に立てて、ハンマーでトン!と叩きましょう。最初に縦のラインを刻んでください。刻みかたは、隙間を空けてもいいですし、つないでもいいですよ。


左右の葉脈は、左、右と交互に鏨を打ち込みましょう。左右に打つことで、全体の歪みもバランスがつき、表情をつくりやすくなります。葉脈の密度もお好みでつけてください。


鏨を打ち込むと、敷板も一緒に凹んでいきます。板に銅板が食い込みながら、ディティールがついていくんですね。剥がすときには、ラッカー薄め液などを使って、両面テープの粘着を溶かしますので、食い込んでも大丈夫です。次回をお楽しみに!

和の情緒ある『表札』を銅板と木でつくる⑤

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表札の葉っぱパーツが、切り抜けました。カットが終ったパーツの縁を、ヤスリで整えましょう。


作業台の角の部分にパーツを置いて、左指で押さえながら、金属用の平ヤスリで形を整えます。少し強めに押し当てるようにヤスリを使ってください。押すときに削れますので、ゆっくりと押し上げてくださいね。パーツに対してヤスリの面が垂直に当たるようにしてください。


縁を整えたら、パーツの裏側に両面テープを貼りつけます。大きめでも大丈夫ですよ。剥がすときにはラッカー薄め液などを使えば剥がれますので。


ここでは、切り終えたパーツを平らにするときに使った、敷板をそのまま使います。用意した敷板にパーツを貼り付けて、イラスト下段右のように、作業台の角に固定しましょう。


次回から、葉のディティールを鏨とハンマーでつけていきます。お楽しみに!

和の情緒ある『表札』を銅板と木でつくる④

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前回、表札のフラットな銅板パーツができました。夜空のデザインで空になる、Rパーツですね。


今回は、銅板でつくる葉っぱのパーツをつくっていきます。材料になる銅板を用意してください。厚みは0.3mmぐらいの薄いものがお勧めです。重量感はありませんが、加工がしやすく、立体的な細かなディティールが表現できます。


銅板に直接マーカーで葉の形を描きましょう。少し、間隔をあけて、描いてくださいね。カットに使う道具は、金属も切ることができる万能バサミを使います。鋏で切り進んでいくときに、銅板が歪んできます。


そのために、少し材料がもったいないのですが、パーツどうしの間をあけて、葉の形をマーカーで描きました。イラスト下段左のように、端からカットしていきます。大まかに切り抜いたら、普通の鋏で仕上げをしましょう。普通の鋏は、金属をカットすると、刃が丸まって、切れなくなります。もし、工具を揃えるようでしたら、万能バサミの細長い刃先のものを用意してくださいね。


切り終わったら、一旦、刃のパーツの歪みを直すために、敷いたの上にパーツを置いて、木槌で平らにします。次回をお楽しみに!

和の情緒ある『表札』を銅板と木でつくる③

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前回、夜空をイメージさせるフラットなRがついた銅板をカットしましたね。ベースになる木の板もあります。この2つを結合するために、銅板に穴をあけていきます。


銅板は金属、ベースの板とは温度での伸縮が違います。もちろん、ベースの木も、湿気や気温で伸縮します。異なる2つの材料を結合するために、ドリルの穴の開け方を工夫します。イラスト上段右から2番目のように、エッジの部分に穴をあけていきましょう。


ドリルを貫通させるために、スッポリと銅板が載せられる敷板を用意します。イラスト下段左のように、銅板の中央で固定して、ドリルで垂直に穴をあけましょう。


尖ったエッジの部分は、イラスト下段左から2番目のように、最初に1箇所あけて、その左右に穴をつなげます。下の部分のエッジにも同じように3ヶ所あけてくださいね。直角の角には、1ヶ所でOKです。


イラスト下段、右のように穴あけできれば、作業は完了です。次回をお楽しみに!

和の情緒ある『表札』を銅板と木でつくる②

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最初につくる表札のデザインは、夜空です。空を描く銅板と、ベースになる板を用意してください。銅板とのコントラストを考えて、木のカラーを選んで、板を用意してくださいね。


イラストのイメージは、目の細かいオーク材。厚みは1cmmぐらいをイメージしました。材料は、表札のサイズにカットしてくださいね。ホームセンターでご購入の際に、カットサービスを利用すると、寸法どおりにカットしてくれます。サイズは左右30cm高さ15cmぐらいを目安に、設置する玄関にあわせて決めてくださいね。


銅板にマーカーでRを描きます。


イラスト下段左のように、作業台から突き出すように固定して、金鋸でカットしましょう。何回か向きを変えて、できるだけ余分な部分をカットしてください。


次に、金属用の平ヤスリで、Rを整えます。ヤスリの面が、銅板に対して垂直になるように、ヤスリ掛けをしましょう。


幾何的なRを綺麗につくって、くださいね。次回をお楽しみに!

和の情緒ある『表札』を銅板と木でつくる①

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今回のシリーズは、夏に向けて、風にそよぐ和の情緒がある「表札」です。


イラストのように、銅板でつくった葉っぱパーツを銅の釘を通して、木の部分に打ち込みます。ヒラヒラと風がくれば、葉っぱが動くんです。


そして、銅板と木の組み合わせで、風景を描きます。銅板にRをつけて、夜空の月や湖の水面、道の両端を描きます。


表札の文字は明朝体。もっと、文字の崩れた書体でもいいのですが、最初は簡単なものがいいでしょう。


今回の加工のポイントは、銅板のRカット。金鋸と金属用のヤスリを使います。そして、銅の釘を使う部分です。


もちろん、銅板の部分に、鏨で表情をつけてもいいのですが、ちょっと、フラットなイメージにします。背景がフラットなら、表札文字の明朝体ともコントラストがつきますので。また、板の材料も、濃い目のカラーの木を使うことで、銅色とメリハリをつけましょう。


次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる35

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表札が完成しました。あとは、設置するための準備です。設置するためのパーツを取り付けるために、穴あけをします。文字をくり貫く段階で、穴あけにつかった板を表札の下に敷いて、ドリルで左右に穴をあけます。このとき、下まで貫通させてください。


穴があいたら、なべ式ネジとワッッシャ、ナットを用意します。左右2セット。ネジの長さは最低8cmぐらいのものがいいでしょう。イラスト下段左から2番目のようにネジを通し、表札の奥行きまでナットを捻じ込みます。


設置場所にドリルで穴をあけ、接着剤を流し込んで、ネジを差し込みます。壁や柱への設置方法は、アクリル+カッティングで『表札』をつくる⑨を参考にしてくださいね。


他の種類の表札も、奥行きにあわせてネジの長さを選んで、同じように設置してください。もし、2ヶ所で問題があるようでしたら、4ヶ所止めをしましょう。


次回から新シリーズです。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる34

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表札の穴あけが終わりました。ここからは、くり貫きとヤスリ掛けの作業です。穴あけに使った木の板を、そのまま使います。


イラスト上段左から2番目のように、くり貫きの部分が、作業台から突き出るように、固定しましょう。表札中央の平らな部分を上手に使ってクランプで止めてくださいね。


固定ができたら、ドリルであけた穴に、糸鋸の刃を通して、弓を取り付け、切り進んでください。片側の文字がくり貫けたら、固定を左右逆にして、同じように文字をくり貫きましょう。


糸鋸の作業が終ったら、精密ヤスリを用意します。このときも、表札の下に板を敷いて、作業をすると、楽ですよ。平ヤスリで直線の部分を削り、半丸のヤスリの縁をつかって、文字の角・エッジを整えます。文字の大きさが小さいほど、作業が細かくなりますので、慌てずに丁寧に削ってください。特に、半丸のヤスリを使うときは、削りすぎに注意してくださいね。


ヤスリ掛けが終ったら、型紙を剥がして、完成です。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる33

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表札のベースは、叩き出しの加工が終わりました。あとは、表札の文字をくり貫くだけです。波型やRの加工をした表札に、くり貫きの加工をしますので、ちょっと、工夫が必要です。


まずは、表札の文字をワープロソフトでつくります。大きさを考えて入力したら、プリントアウトしてください。プリントできたら、カッターで文字を切り抜きです。周りではなく、文字の部分ですよ。表札に文字を入れ込む平らな面の大きさにあわせて、余分な部分をカットしてください。


切り終えたら、表札に貼りこみます。くり貫く部分が窓になって見えますね。


次に、厚みのある板を用意します。調度、くり貫く部分の表札平面にぴったり合うように幅を揃えた大きさの板です。厚みは、波型の加工をした高さより、少し高くなれば大丈夫。


イラスト下段、左から2番目のように、板を敷いて、表札を固定します。そして、文字の窓の部分をドリルで穴あけしましょう。糸鋸で、切り進んでいけるように、穴あけしますので、文字の端の部分に、穴をあけてくださいね。


あとは、文字をくり貫くだけです。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる32

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お名前の文字をくり貫く作業は残っていますが、表札のベースは、もうすぐ完成です。かなり、イメージどおりの波型になっていると思います。上下の波型と中央の平面の境が強調されて、はっきりとしている状態。ここまでくれば、あとは丸みをつければ、作業は完了です。


先の丸い木槌をもう一度用意します。木型に表札を固定して、まずは、平面と波型の境目をもう一度打ち込みます。全体を深くするつもりで、叩いてくださいね。大きなRをつくりながら、深さを出していきます。


そして、下向きのRも強調します。盛り上がる波型の山の部分のサイドを左右の両端を含めて、木槌の平らな面を使って、叩いていきましょう。


低い部分は丸い側で、山の部分は両サイドを平らな側で、交互に叩いて、形の丸みを整えます。


低い部分は力を込めて、山のサイドは細かく弱めに叩いてくださいね。


下向きのRも少し強めれば、完成です。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる31

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表札の形が、だんだん、できてきましたね!


先の丸い木槌で叩いてできた波型は、少しアクセントが弱くなっています。中央の平らな部分との境目になる部分を、先丸の鏨(たがね)で打ち込んでいきましょう。


イラスト上段左から2番目の部分です。赤丸部分を叩いていくと、形の表現が強くなります。まずは、鏨の先を寝かせた状態で凹みの部分に当てて、少し斜めに立ち上げます。イラスト上段一番右から、下段の左のようなイメージです。


ハンマーで鏨を打ち込んでいくと、木型の形に近づいて、ちょっと角丸の四角になっていきます。だんだん、木型の形に馴染むんですね。


上下の6ヶ所全てを叩いていくと、イラスト下段一番右のようなイメージに仕上がります、これで、波型のRが強調されました。


少し、四角に近づきすぎますので、もう少し凹ませれば、完成です。次回は、先丸の木槌をもう一度使って、仕上げの丸みをつけていきます。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる30

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前回から、叩きの作業に入りました!表札の波型が、だんだんできてきましたね。銅板の上下の端が、イラスト上段左のように凹んでいる状態になりました。


次の加工は、端の凹みから、内側に向かってRをつけていきます。木槌で打ち進みながら、木型のRに馴染ませていきましょう。


上手に加工するコツは、イラスト上段右のように、最初に、内側もう1ヶ所を叩いて、凹ませることです。これで、木型に凹みのラインができて、馴染んでくれます。


次に端と内側につくった凹みの間をつなぐように、木型のRに馴染ませていきます。凹みに深さもついてきますので、だんだん、銅板が反り返ってきます。特に、左右の端は、反り返りが大きくなりますので、木槌の平らな面で、銅板を落ち着かせます。


中央の平らな部分と、左右の縁に近い部分を、最初は軽く、だんだん強めに叩きましょう。イラスト下段一番右のように、落ち着いてくれば、ほぼ、木槌で行う叩きの加工は、完了です。


次回は、鏨(たがね)でRを整えていきます。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる29

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表札の木型が完成しましたね。のみで彫り込み、彫刻刃で形を整え、サンドペーパーで仕上げをした木型。この木型を使って、銅板を波型に加工していきます。


表札の仕上がりサイズの銅板を用意し、作業台に固定します。木型の上に銅板をのせて、木型中央の平らな部分に当て木を置いたら、クランプで締め付けます。真横から見ると、イラスト上段右のようになります。銅板の中央で固定しますので、上下の部分を叩く作業は、1回の固定で、できますよ。


先の丸い木槌を使います。最初に、銅板の外側を木型の凹みに合わせて、叩きましょう。上下各3ヶ所を叩いて凹ませることで、銅板と木型が馴染んできます。波型に加工していく部分全てを、軽く叩いて、ちょっと窪みをつけてから、それぞれを強めに叩いて凹ませると、加工しやすくなります。


できるだけ、外側の端を叩いて、銅板のラインが歪んでくるように、丸みのある凹みをつくってくださいね。イメージは、イラスト下段、一番右のようになります。


次回は、この凹みを長くして、波状に加工していきます。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる28

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波型に加工する表札には、大きなRの溝が彫れました。のみと彫刻刃で波型ができてきましたね。


叩き出しの加工の前に、木型の凹凸を削っていきます。木工用のサンドペーパーで、粗めのものと、中目のものを用意してください。彫刻刃で彫り込むときについた段差を整えていきます。


イラスト上段右から2番目のように、溝にあわせて、細長くちぎってくださいね。今回は、当て木は使いません。指先でサンドペーパーを動かします。イラスト下段左のように、溝の中にサンドペーパーを指で押し当てて、前後に動かして削ります。底の部分とRの立ち上がり部分を、撫でるように削りましょう。


奥の平らな部分は、ちぎったサンドペーパーをたたむように折り曲げて、指先でつまんで、動かしてください。イラスト下段左から2番目のような感じです。


仕上がり具合のイメージは、彫刻刃の段々がなくなって、緩いRができあがった状態。イラスト下段1番右のような仕上がりです。全てのRを整えてくださいね。


次回は、いよいよ叩き出しに入ります。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる27

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表札に、波型の加工をするための木型は、ラフなRの溝が彫れている状態ですね。今回は、この溝の形を彫刻刃で、整えていきましょう。


丸のみで彫った部分は、まだ、大きな山ができています。平のみで落とした角も、ちょっと角度が急ですね。半丸の彫刻刃と平の彫刻刃を使い分けて、深い溝をRに仕上げます。


まずは、半丸の彫刻刃で溝の底面を整えます。丸のみでできた、デッパリを、縁の部分から半丸彫刻刃で、少し浅めに彫り進んで、Rを綺麗にします。だんだん、深めに彫り進んで、波型の低い部分をつくりましょう。


イラスト下段左から2番目のように、半丸の彫刻刃で彫り進んだ突き当りには、ささくれができますので、平の彫刻刃で、平らにしてください。


角の部分は、平の彫刻刃でRを広げます。緩やかなRをつくってくださいね。


完成イメージは、イラスト下段、一番右のようになります。波型の低い部分と高い部分を仕上げた状態です。まだ、高い部分には、少しの平らな面が残っていますが、サンドペーパーで削っていきますので、そのままにしておいてくださいね。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる26

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表札の木型に、波型の低い部分となる彫り込みができました。低い溝がラフですができていますね。


今回は、溝の両サイドの角を彫っていきます。角を深めに面取りするようなイメージで、Rを波型に大きくするための作業です。


まずは、イラスト上段一番右のように、溝の終わりの部分、木型の中央寄り、角の境界線に、平のみで、切込みを入れてください。面取りしていく最終地点で、彫り込みがストップするための、のみ入れです。


切込みが入ったら、木型の外側、縁の部分から45度の角度で平のみを彫り進めます。イラスト下段左から2番目のように、平のみの刃先を角に当てて、ハンマーで叩きましょう。


片側が面取りできたら、反対側の角も同じように面取りしてください。角の部分が45度に落とされると、全体的に緩いカーブの形が見えてきます。


溝の両サイドの角全てを落として、波型に近づけましょう。次回は、彫刻刃で、形を整えます。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる25

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前回、表札の彫り込む部分の長方形の輪郭が刻み終えました。今回は、上下の波型を彫り込んでいきます。イラスト上段左から2番目のように、木型を作業台に固定します。木型の縁の部分、横から、のみを当てて打ち込んでいきましょう。


今回使うのみは、先が丸い半丸のみです。内側がRになっているのみを使ってくださいね。切り込みに近い位置に半丸のみの刃先を当てて、ハンマーでのみを打ち込みます。半丸の形に木型が丸く彫り落とされました。


イラスト下段左から2番目のように、切り込みの片側が彫り込めたら、反対側の切り込みに半丸のみ刃先をあわせて、打ち込みます。木目に逆らって彫りますので、割れやすくなりますので、注意して浅めに刃先を打ち込んで彫っていきます。


6ヶ所全て、彫り込む部分にのみ入れしてください。イラスト下段一番左のようなイメージで、彫り終えてくださいね。深さは、調整していきます。


完成形は波型ですので、彫り込んでいない平らな面とRを調整しますので、最初は、浅くてもかまいませんよ。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる24

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「木型と叩き出しで『表札』をつくる!」シリーズも、3つの内、2つのデザインができました。残るは、上下に大きな波型のついたデザイン表札です。


早速、木型づくりの材料を用意します。厚みが3cmぐらいの板です。ホームセンターで購入するときに、カットサービスで必要な寸法に切ってもらいましょう。


今回は、型紙を使わずに、材料の板に、直接Rを彫り込む場所を鉛筆で描いていきます。最初に縦の分割線を引いてから、中央の平らに残す部分を左右の直線で描いてください。定規を使った寸法のマーキングと直線引きの作業です。


升目のように線が引けたら、先の平らな、のみを用意します。線に沿って、彫りこむ部分の周りに、のみの刃を打ち込んでください。まずは、中央の横線部分6ヶ所に切り込みを入れます。刃先を線に当ててハンマーでトンと打ち込んでくださいね。


次は、横に入れた刻みにあわせて、縦線にあわせて、輪郭部分に、のみを入れます。イラスト下段右のように、上下3ヶ所の長方形が刻まれました。


これで、彫り込むための輪郭づくりは完了です。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる23

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前回は、表札の形を木槌でおおまかにつくってきました。銅板は、大きなRを描いて、表札のデザインに近づきましたね。今回は、細かなディティールと強めのRをつくるために、先の丸い鏨(たがね)とハンマーで加工していきます。


木槌で強めに叩いてつくった窪みに鏨の先を当てて、Rを強く描くラインに沿って、打ち込んできましょう。緩い木槌のRの中に、段差を強く表現する深いRができました。イラスト下段左のように、立体感が強く表現できましたね。


大きなRのラインに沿って、左右をつなぐように、細かく鏨を打ち込んで、深いRで左右がつながったら、平ら部分を整えます。イラスト下段左から2番目のように、角材の平面を銅板の平らにする部分に広く当てて、上からハンマーで叩いて、形を整えましょう。


仕上げはもう一度、先の丸い木槌でRの部分を小刻みに叩いて整えます。平らな部分は木槌の平らな側で、木型に合わせるように叩いてくださいね。


表札の下側角の緩いRも木槌でつくってください。


これで、銅板の形ができあがりました。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる22

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表札の木型が完成しました。木型に合わせて銅板を加工していきましょう。まずは、表札の仕上がりサイズに加工した銅板を用意してください。ご購入されるときに、ホームセンターなどのカットサービスを利用すると、サイズも直角も正確に切ってくれますよ。


銅板は加工前に「なまし」をしてくださいね。なましの方法は、本シリーズ「木型と叩き出しで『表札』をつくる②」を参考にしてください。


木型に銅板を位置を合わせて重ねたら、作業台にクランプでしっかり固定します。木型の平らな面に当て木とクランプの先を当てて、作業台の下でネジを締め込んでください。安定して作業ができます。


次に先の丸い木槌を用意します。平らな面も加工しますので、片側は平らなものがお勧めです。木型の平らな面とRの境を木槌の丸い側でで叩いていきます。最初は、境界線をつくるように、強めに叩いて凹ませていきましょう。


境ができたら、平面になる部分を木型にあわせて、木槌の平らな側で叩いていきます。細かな窪みは鏨(たがね)でつくっていきますので、ここでは、大まかな形を木型にあわせるつもりで作業してくださいね。


次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる21

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表札の木型に、段差と角の面取りが終わったRの段が、できていますね。木型の形を整えるために、サンドペーパーで、削っていきましょう。手順としては、一番外の低い部分を平らにしてから、内側のRの角を落とした部分を鉛筆線のRに向かって丸みをつけて削ります。


まずは、平らな面のある直方体の木の破片・木端(「こっぱ」といいます。)にサンドペーパーを巻きつけて、粘着テープで止めます。平らな面を削り出せるように、一番外側を垂直に面を当てて削っていきましょう。


次に面取りした部分と鉛筆線をつなぐような感じで、木端に巻いたサンドペーパーで削っていきます。このとき、一番外側の低い面・平らな部分を木端のエッジで傷つけないように注意してください。外側が平らな分、Rの立ち上がりから丸みをつけられますが、傷つきやすいのが難点です。


仕上がりのイメージはイラスト下段一番左のような、なだらかなRと低い平らな面ができる感じです。木型の下、2ヶ所の角を丸く落とせば作業は完了。


これで、木型が完成しました。ここで加工した形状に、銅板をあわせていきますので、丸みの部分など、イメージどおりに仕上げてくださいね。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑳

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表札の木型も、低い部分が彫り終えました。上の部分に段差がつきましたね。今回は、内側のRに沿って、丸みをつけるための加工です。


イラスト上段左から2番目を見てください。鉛筆描きのRに沿って、刻みが入っています。刻みのほんのちょっと上から、のみを打ち込んで、溝を彫っていきましょう。


イラスト上段右から2番目のように、のみの刃先を刻みにあわせて置いたら、軽く打ち込んでください。浅い溝ができるはずです。そのまま、Rの刻みに沿って彫り進んでくださいね。


Rを描いた浅い溝ができましたね。溝ができたら、イラスト下段右から2番目のように、上部の段差のある側の高くなっている部分の角を削ぎ落とします。この角を落とすのみ入れも、溝と同様に、Rに沿って落とし進んでくださいね。


これで、面取りの作業が終わりました。丸みをつけるための、のみの作業は完了です。次回は、サンドペーパーで削っていきます。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑲

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前回、木型のR部分にのみを入れ込みました。Rには、切り込みが入っている状態ですね。この切り込みに沿って、のみで彫り込んでいきましょう。


Rの切り込みの外側にのみの先端を置いて、斜めに、切り込みに向かってのみを打ち込みます。イラスト上段右から2番目のように、切り込み部分から、彫り込んだ木の破片が浮き上がってくるよなイメージで、打ち込みましょう。真横から見ると、イラスト上段一番右のように、V字の溝ができます。


外側につくったRの切り込みに沿って、V字の溝を全て彫りこんだら、今度は、平らな面を低くなるように、彫っていきましょう。木目が横に流れていると思います。木目に沿ってイラスト下段左から2番目のように、横にのみを打ち込んで彫りましょう。あまり、深く打ち込むと、木が割れやすいので、やや浅めに斜めにのみの刃を打ち込んでくださいね。


面がガタついた状態になると思います。仕上げはヤスリを使って平らにしますので、多少の凸凹は気にせず作業してください。イラスト下段一番左のように、外側が低くなれば、彫り込みは完了です。


次回は、Rの中心から、角を斜めに彫り落とします。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑱

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木型と叩き出しで『表札』をつくるシリーズも、今回からは、別のデザインです。緩いRとラインを叩いてつくっていきましょう。木型もこれまでのデザインと違って複雑ではありません。Rと低い部分の形ができるように、木の板を彫って削って、木型にします。


用意する板は、厚みが3cmぐらいで、表札の仕上がりサイズにカットされたもの。ご自身で切ってもいいですが、ホームセンターなどで板を購入するときに、かっとサービスを使うと楽ですよ。


まずは、鉛筆で板に直接Rの位置を描き込んでください。一番高い平面との境界線、Rの中央部分、一番低い面と接するRの3本の線をひきます。そして、下部の角に丸みを付ける部分にもRを描きます。


Rを引きおわったら、のみとハンマーを用意してください。木型の板を作業台に固定して、一番外側のR線に沿って、のみを打ち込みます。外側が終わったら、内側のラインものみを入れます。


3本の内、一番内側の1本は、そのままです。外側は、深く、高さに差をつける分だけ、のみを入れます。外側の半分を目安に、内側は浅めにのみをいれてくださいね。


次回は、のみで彫り込みます。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑰

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頭の四角い鏨で、織り目の加工がほぼ、できましたね。表札のデザインの味わいが出てきました。ここで、木型から銅板の表札を外します。


使う道具は、ラジオペンチです。他にも使いやすいノーズヘッド・プライヤーなど、先の細くなった、挟んで曲げられる道具もありますから、ホームセンターなどで探してみてください。ラジオペンチで、上部の折り曲げ部分を加工していきましょう。


織り目の線に沿って、イラスト上段右のように銅板をつまみます。ギュッとラジオペンチを握って、手首を外側に返すように捻ってください。織り目の面の部分が、反返るはずです。


今度は、織り目の山の部分を左右から挟みこんでください。ギュっと潰すようなつもりで握り込んで、ラジオペンチの先を捻ります。織り目が細くなって、曲げ返るようにします。面の部分が少し開いて、山の部分が更に細く立ち上がって、先が曲がってくるように、ラジオペンチで形を整えましょう。


柔らかなイメージで、更に味わいの表情になるはずです。これで、加工は完了。文字をつくれば完成です。


次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑯

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表札の上部に、織り目ができてきました。峰のラインが、シャープな形になってきていると思います。今回は、面と織り目のテイストをつけていきます。


使う道具は、先の平らな四角い鏨です。イラスト上段左から2番目のような形の頭になっている鏨を使ってくださいね。


銅板につけた折り目の峰に沿って、鏨の先を面に斜めに当てます。イラスト上段右のように、ちょっと横から打込む感じです。付け根の部分から、打込んでくださいね。鏨を打ち込むと、折り目の横が平らになります。頭の四角が跡になって、四角く少し凹みができます。付け根から上部に向かって、打ち込みます。


織り目の横を平らにしたら、付け根の平面との境目に鏨を打ち込みます。イラスト下段左から2番目の位置です。境目が潰れることで、付け根が少し伸びたような印象になります。


打ち込みの角度は、真上から打ち込むつもりで、鏨を立ててくださいね。2、3度打ち込むと、ランダムなイメージになります。


全ての織り目の面と付け根を加工すれば、あとは仕上げの表情づくりです。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑮

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表札の上部に、縦に切り立ったラインができましたね。折り目のような谷もできているはずです。今度は、切り立ったラインの両サイドと根元になる部分を、鏨で絞るように打込んでいきましょう。


使う鏨は、先の丸くなった打込み鏨です。山の峰になっている細い部分の両サイドを、イラスト上段右のように、鋭利な線にしながら、打込みます。面ではなく、完全な線にするようなイメージで、絞ります。


そのまま下にさがって、イラスト下段左のように山型の平面との境界線を潰すように打込みましょう。ちょっとランダムな感覚で、絞りながら折り曲げ状に形をつくっていきます。


溝が根元まで広がって、縦長の面になりましたね。ここまでくると、鏨で打込んでいく際に、下の木型が一緒に潰れるようになります。


感覚で形をつくりますので、あまり、気にせず、鏨を使ってくださいね。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑭

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表札上部に、縦に長い溝が2本ずつ打込まれましたね。イラスト上段左のような状態のはず。今回は、この2本の溝をV字の谷型の溝とつなげていきます。


イラスト上段真中のように、縦に長い溝とV字の溝の間にある平らな部分に鏨の先端を当ててください。そのまま鏨を垂直に立てて打込みます。溝のすぐ横が切り立ちますね。次にV字の溝の谷に向かって、下にズラすように、鏨の先を移動させながら、打込んでください。溝がV字につながって、山の高い部分は細くなりました。


反対側も同じように、縦の溝のすぐ横から、鏨を打込んでいってください。左右両方がV字の谷とつながれば、真中の部分は峰のように細く高くなります。イラスト下段左から2番目から3番目のような形にするイメージです。


他のV字部分も、順に加工していってください。溝全てが同じように鏨でつながれれば、織り目の形に近づきます。


だんだん、木型に沿って、形ができてきました。ここからは、少しランダムに、形に表情を加えていきます。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑬

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前回、表札の溝がV字にできあがりました。幅も広げて、深く広い溝になっていますね。溝どうしの間には、平らな山の部分ができているはず。今回は、この部分を切り立たせるように打込んでいきます。


イラスト上段左から2番目の赤丸の部分です。木型と銅板を真横から見てみましょう。


木型の山の部分を確認して、一番高い部分のすぐ脇に、鏨の先端を位置合わせします。鏨をねかせて、先をあわせたら、垂直に立ち上げましょう。真上から見て、鏨の頭が丸く見えるようにします。そして、真上からハンマーで打込んでください。


木型の山にあわせて、深い溝ができましたね。この溝を縦につなげて、木型の山の左右に長く深くつくっていきます。イラスト下段真中のように、最初は位置を合わせるように外側に鏨を打込んで、内側に位置をズラして縦長につなげましょう。


イラスト下段右のようになれば、OKです。この2つの溝で、山の部分がずれないように、固定ができたら、更に角度をつけていきます。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑫

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前回、表札の銅板に刻んだ中央の溝を、片側だけ広げました。V字の溝に、深さができて、角度がついてきましたね。今回は、逆側も広げていきます。


反対側に溝を広げるときには、少し、隙間を空けて打込んでいきます。片側の溝を広げたことで、木型に銅板が馴染んでいますから、位置や形がズレることは、ありません。


イラスト上段左から2番目のように、少し離した位置に鏨の先をあわせて、外側から打込んでいきます。短い溝ができたら、縦に位置を揃えて、内側に鏨の先を移動して、打込みます。これで、広げる位置が固定されました。


溝と溝の間に鏨を置いたら、左右に動かしながら小刻みに打込んでください。木型に銅板を押し当てるようなつもりで、V字の角度が強く出るように、打込みましょう。


イラスト下段右のように、全ての溝をV字に叩けば、折り目の深い部分が完成です。ここから、平らに残った部分を、更に鋭利に仕上げれば、折りたたんだ形状をつくれます。次回を楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑪

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表札の上部に、溝が刻まれました。縦に深い部分が凹んでいる状態ですね。今回は、溝を木型に沿って、更に広げていきます。


鏨の位置を外にズラして、打込んでいく作業です。つくった縦の溝の左脇に、鏨の先をあわせてください。前回のガイドラインにあわせたように、鏨をねかせて、先をあわせると、思った位置に置けますよ。先の位置をあわせたら、柄を持ち上げて立てます。そして、ハンマーで叩きましょう。


イラスト下段左のように、外側に溝を刻んだら、先を内側にズラして、深い溝の隣に、溝を並べるように叩きます。


縦に2回、溝を刻んだら、並んだ溝をつなぐようなイメージで、鏨の先を左右に動かして、打込みます。溝どうしのつなぎ目を押し込むような感じです。木型の傾斜に沿って、表面が平らになりますので、満遍なく叩いてくださいね。ちょっと鏨の先を滑らすような感覚でコマめに叩きましょう。


イラスト下段、右のように平らにつながって、傾斜ができれば完了です。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑩

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銅板を加工していくために、木型が完成して、板にはガイド線が釘で描かれた状態です。いよいよ、叩き加工で表札の形に仕上げていきます。


使う道具は、鏨(たがね)とハンマーです。鏨には、大きく分けて切り鏨と打込み鏨の2種類があります。今回使う鏨は、銅板を切りませんので、打込み鏨です。先が平らになっているもので、イラスト上段右のような形です。柄の部分をハンマーで叩き、溝を刻みます。叩き刻むイメージです。


早速、加工作業に入ります。作業台に木型と銅板をあわせて固定して、鏨を打込みます。イラスト下段左のように、鏨を横に倒して、先を釘で描いたガイド線に沿わせてから、柄を立ち上げるようにして、ハンマーで叩きます。


銅板の縁に近い部分から叩いていきましょう。最初に縁に近い部分を刻んだら、先をちょっとズラして、内側を刻みます。縁は強めに、内側はやや弱めに叩いてくださいね。2段階で、打込みをして、深さを若干変えるようにしてください。


イラスト下段右のように、ガイド線全てに沿って、打込みましょう。木型が低い部分ですので、思った通りの凹みがつくれますよ。次回は、更に溝を深く打込んで形にします。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑨

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銅板を叩き出してつくる表札の、木型が完成しましたね。上部に織り目のような形をつくっていきます。


まずは、表札の仕上がりサイズにカットした銅板を用意してください。既に、「なまし」も終わって、加工の準備ができていますね。イラスト上段右のように、作業台の角を使って固定します。


鏨(たがね)で叩きますので、角度や位置を変えやすいポジションに固定するのがコツです。斜めから見るとイラスト下段左のようになります。銅板と木型をピッタリ位置あわせして、クランプでしっかりと固定しましょう。叩いているうちにズレがでないように、きつめに固定します。


固定ができたら、木型の一番深い溝の位置。凹ませる部分の一番深くなる位置ですね。ここに、釘で縦線をひきます。鏨加工のガイドラインです。定規で引いてもいいですが、大まかでかまいませんので、木型の溝を覗き込みながら、手で引くといいでしょう。


イラスト下段一番右のように準備ができれば、完了!叩き加工に入ります。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑧

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表札の木型に大きな溝ができました。緩い幅広の溝の中央には、深く切り込んだ谷もできましたね。今回は、谷と谷の間にある山の部分を切り立たせます。思い切り良くのみを使って縦に直線を刻むように彫っていきましょう。


まずは、なだらかな溝の縁の部分に、のみの刃先を縦にあわせて突き立てます。そのまま、真上からのみをトンっと叩いて刃先を切れ込みましょう。


縦位置をあわせたまま、同じ縁の位置でやや内側に、のみの刃先を移動します。縦線をあわせるようにして、のみを突き立て直したら、もう一度トンっと叩いて切り込んでください。


縦に真っ直ぐにのみ入れができました。線ができたら、のみを入れ込んだ刻みの外側から、木片を切るように、トンっと、のみを叩き入れます。山の部分が垂直に刻まれましたね。


緩い丸みのついた山の部分に、垂直の段ができた状態です。イラスト下段左から2番目のようなイメージになります。次に、刻んだ反対側も同じように縦に溝を切りこんでくださいね。左右全ての山を縦に刻み込みましょう。


イラスト下段一番右のようになれば、作業は完了です。細い部分が割れないように注意して、のみを切り込んでくださいね。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑦

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銅板を叩いて加工するための木型に、幅広の溝が彫れました。表札の上の部分になる、折り目状の形にするための木型です。


今回は、銅板を叩いた時に、鋭利な線が出るように、広げた溝に深く細い切り込みを入れます。溝の中央、谷の部分に、切り出し型の彫刻刃を使って、縦に深めの切り込みを入れましょう。


イラスト上段右のように、刃先をやや斜めにして、切り込みます。片側を刻んだら、木型を反対向きにして、同じようにやや刃先を斜めにして、切り込んでください。イラスト下段左から2番目のように、真中に深い谷ができますね。


他の幅広の溝にも、同じように中央に深い谷をつくってください。深さと幅は、全体のバランスをみながら、若干、強弱をつけるように、変えるといいですよ。銅板を叩いて形にしますので、深さと幅によって表情が変わります。変形した状況をイメージして溝をつくってくださいね。


イラストの状態で、木型にした場合、鏨(たがね)を使って銅板を刻み込むと、深く細い溝になりますが、山の部分は斜めに丸くなります。次回は、山の部分を鋭利にする加工です。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑥

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表札の木型に、鋭利な溝ができました。のみでの作業は、きっと上出来の仕上がりでしょう。さて、今回は彫刻刃で、溝の左右を広げていきます。溝の形は、鋭利なV字の谷状になっていますね。この、谷の崖っぷちにあたる、鋭利な角、V字の縁を彫り広げます。


切出し型の彫刻刃を使いますが、右側を削るときは、刃の表側を上にして彫り進んでください。先端が下に向かって角度が付いているので、深く入り込んでいきます。縁の部分を思い切りよく、削ぎ落とすように、削りましょう。


反対側を削るときは、刃の傾きの方向が逆になりますので、刃先が裏返しになるようにして、右側の削れ具合いを見ながら、彫り進んでください。


木型に合わせて銅板を叩いて曲げますので、削れの深さと幅で表情が変わります。左右対称では、なだらかに。どちらかが幅広なら、鋭利な角度をつくれます。


イラストでは、左右をほぼ対称に広げましたので、銅板をのせて叩くと、緩やかな凹みになります。全ての溝をお好みの幅と削り具合で、彫り進めば、作業は終わりです。


イラストのまま、型にすると、ゆるい波状に加工ができますよ。次回は、更に彫り込んでいきます。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる⑤

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前回、表札の木型は、鉛筆線に沿って、のみで切り込みを入れるところまで、加工しました。縦に、真っ直ぐな細い溝ができましたね。


今回は、銅板を折り曲げるようなイメージで加工するために、大きく彫り込んでいきます。まずは、木型の上のほうから、のみを入れましょう。


溝の直線に対して、30度ぐらい刃先を傾かせて、斜めに線を引くように、のみの先端を木型の上に置きます。そのまま、角の部分まで刃先を移動して、イラスト上段、真中のように、角から斜めにのみを打ち込んでください。トンっとのみをハンマーで叩けば、刃先が入って、溝との間の木片が盛り上がって彫り削れます。


刃先を型紙に近い内側に移動させて、同じように叩きいれましょう。今度は、浅く溝が斜めに切れました。この作業を、全ての縦溝に行って、斜めの鋭利な角度の谷をつくっていきます。


片側が終わったら、次は反対側です。ここでも、上側は深く、内側は浅く、のみを入れます。反対側ののみ入れは、ちょっと、のみを立てるようにして、力を弱めにして、ハンマーで叩いてください。横に滑りすぎると、皮を剥くようなそげ方になってしまいますので、ご注意ください。


次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる④

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前回、表札の木型に型紙を貼って、彫り込んでいく線を鉛筆でひきました。今回は、のみで彫っていきます。


イラスト上段真ん中のように、表札の木型材料を作業台の角にあわせてしっかりとクランプで固定してください。のみはハンマーで叩いて彫り込みます。角度や向きをイメージに合わせて変えていくために、体ごと左右に位置を変えられるように、作業がしやすい角の部分で固定しています。


最初に縦に彫り込みましょう。イラスト下段一番左のように、ノミを木型材料の上部角から、切り込みを入れるように叩いていきます。


角に切り込みが入ったら、縦線をひくように、のみの刃先を鉛筆の線にあわせて突き立てて、彫り込みます。真横から見ると、イラスト下段の一番右のように、斜めに刃先が入るようにしますので、のみを叩きながら、傾けるように動かします。


先に、角に切り込みを入れてありますので、鉛筆線にあわせて叩くときに、ほんのちょっと上方向にのみの柄を倒せば、自然に斜めに切り込めます。


逆に、角の切り込みから、木型材料の内側に向かって、のみの柄を傾けながら叩いてもいいのですが、切り込みが丸くなりやすいので注意が必要です。できるだけ、直線に切り込めるようにしてくださいね。次回をお楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる③

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前回、表札の加工をする部分をイメージして型紙をつくりました。とはいえ、簡単な領域を分けるための線をひいたぐらいですね。今回のアイテムは、木型でイメージを膨らませて、銅板をどのように加工するかデザインします。


まずは、型紙の加工する部分をカッターで、切り離してください。そして、木型の材料にする板を用意します。厚みは3cmぐらいは、あったほうがいいですよ。


板に厚みがありますので、鋸の作業が意外に大変。購入する際に、ホームセンターのカットサービスを利用して、表札の仕上がりサイズにカットしてもらいましょう。


板に型紙を貼り付けて、どの部分を加工するかをはっきりさせます。作業台に板をしっかりと固定したら、鉛筆でおおまかな彫り込み線をひいてください。板を見ながら、銅板をどのように折り曲げていくかのイメージを膨らませて、線をひく位置を考えます。


ひき終った線の部分をのみで彫り込んでいきますので、高い部分と低い部分のイメージをしてくださいね。実際にのみを入れ込みながら、デザインは調整できますので、大まかな線でいいですよ。


次回は、のみで木型を彫り込んでいきます。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる②

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最初に、細かく粗く折り曲げたイメージの表札づくりです!


今回は、型紙をつくるにも、なかなか、上手にデザイン画を描いていけません。そこで、サイズの基準になるように、紙に表札の仕上がりサイズと折り曲げ加工の位置を線引きします。手書きでつくって、表札の文字だけパソコンのワープロソフトで印字してもかまいません。


ワープロソフトを使い慣れた方でしたら、表札の仕上がりサイズを四角形で、囲う領域を線で分割して、文字を入力しましょう。そのままプリントアウトすれば、型紙になります。


材料になる銅板は、あらかじめ「なまし」の加工をしておきます。材料を加工しやすいように、柔らかくする工程です。フライパンの中に銅板を置いて、ガストーチで熱を加えます。熱したあと直ぐに水で冷やして、水分を良く拭き取れば、「なまし」は完了です。


意外に、熱して色の変わった銅板を見ていると、デザインのイメージもわきやすいので、なましは早めに行うほうがいいと思います。次回は、木型のづくりに入ります。お楽しみに!

木型と叩き出しで『表札』をつくる①

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今回から、「手づくり『表札』を楽しむ!」新シリーズです。イラストのように、銅板をアートに、有機的に加工するデザインをつくっていきましょう。


一見、雑に見えますが、今回のシリーズは、銅板を加工するために、「木型」を用意します。無作為にハンマーや鏨(たがね)で叩いても、思ったデザインにはできません。木型を削る作業のときに、イメージを形にしていく手法になります。


イラストの一番左は、銅板の上部を細かに粗く折り曲げたようなイメージのデザイン。角度のある溝を木型でつくって、銅板を叩いていきます。真中は、緩いRとラインを叩いてつくるスタイル。木型も緩く丸みのある形状にします。Rのラインは、鋭利な溝を木型に彫っていきます。一番右は、波を打つようにRとラインをつくるデザインです。波型に木型を加工しますので、彫り込みと削り出しが一番難しいタイプです。


表札の文字は、3種類ともに銅板をくり貫くデザインです。


木型をつくるための材料は、厚めの板を用意してください。また、型を彫り込んでいくために、のみと彫刻刃を使います。銅板を叩いていくときには、ハンマーと鏨を使います。


次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる23

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カッティングシートを綺麗に貼ったアクリル板と、木をくり貫いて、彫り削った表札の木製ベースが接着されましたね。あとは、表札を取り付けるための加工と作業です。


表札に設置のために必要なナベ式ネジを取り付けるために、穴あけ作業を行います。厚みのある板を用意して、表札の下に敷いたら、作業台にしっかり固定してください。最初に表札の4ヶ所、角の部分に錐(きり)でガイド穴をあけます。アクリルと木の両方に、穴があくようにしてください。


この錐の穴をガイドに、ドリルで穴あけです。いっきに貫通させるように垂直にあけてくださいね。穴の大きさはナベ式ネジの太さより、0.5から1mm大きな太さであけましょう。


4ヶ所にあけた穴にワッシャとナベ式ネジを通して、裏側からナットで締め上げれば、設置の準備は完了です。


ナベ式ネジの止め方は、「アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑯」を参考にしてください。壁や柱への取り付け手順は、設置する場所の素材によっても異なります。基本的な方法は、「アクリル+カッティングで『表札』をつくる⑨」を参考にしてくださいね。


次回から新シリーズです。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる22

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表札のカッティング文字をアクリル板に貼り終えました。もちろん、木製のベースは、3種類とも仕上がっていますね。今回は、それぞれのベースにあわせて、アクリル板を接着していきます。


イラスト左の下段にあるように、デザインによって、アクリル板を接着する位置が異なります。幾何的デザインは、アクリル板は木製ベースの上になり、彫刻とパターン化は、下にアクリル板を接着しましょう。


接着剤を塗る場所も、デザインによって異なります。アクリル板を上にのせる幾何的デザインは、木製ベースの表面に接着剤を塗ってください。彫刻とパターン化のデザインは、木製ベースを裏返して、接着剤を塗りましょう。具体的に塗る場所は、イラスト右から2列目の赤枠部分を目安に塗ってくださいね。


アクリル板との接着ですので、クリアな透明なゴム系接着剤を、少したらすように塗って、ヘラで直線的に伸ばします。帯を描くつもりで、できるだけ真横に薄く伸ばしてくださいね。木製ベースとアクリル板を押し付けたときに、接着剤が薄く塗られているほうが、圧力で広がりにくいので、平らに薄くが基本です。また、ゴム系の接着剤は、半乾きになると、伸びにくいので、綺麗に接着できますよ。


次回は設置です。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる21

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前回、表札の文字を貼り込むアクリル板を仕上げました。今回は、カッティングシートで文字をつくります。


まずは、ご自宅のパソコン・ワープロソフトで、表札の文字を印字してください。お好みの書体でかまいませんが、最初に表札のサイズの四角形を図形で描いて、その中央に文字を入力してくださいね。このとき、文字の大きさも調整してください。入力が済んだらプリントアウトします。


このプリントアウトしたものをベースに、切り抜く文字を手で描いてください。トレーシングペーパーのような透けて見える紙をかけて、鉛筆で輪郭を描き写します。この描き写した文字を裏返しにして、カッティングシートの裏側に貼って、カッターで切り抜きます。


前回仕上げたアクリル板を用意して、プリントアウトした表札文字の上に重ねて置いてください。透明のアクリルですから、文字が透けて見えるはず。このプリントの文字の上に重ねるように、カッティングの文字を貼ってくださいね。これで、位置もピッタリに、貼り込みが完了しました。


あとは、アクリル板と木をくり貫いてつくった表札を結合するだけです。次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑳

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新年の最初の加工は、アクリル板の切出しです。表札の木工部分は、全て作業が完了。塗装も終わって、綺麗な仕上がりのはず。


アクリルのベース板は、表札の文字をカッティングシートでつくり、貼り込んでいくために使用します。厚さは2mm以上のクリアなカラーがお勧めです。まずは、表札の仕上がり寸法をマーカーで描き込みます。寸法を測って、ライン引きしてください。イラストでは、あとの加工を考えて、材料の真っ直ぐな2辺をそのまま利用して寸法線を描き込んでいます。


描き込み終わったら、作業台に固定して鋸でカットします。切り出すときに両刃鋸を使う場合は、目の粗い縦挽きを使うほうがいいでしょう。2辺を切り出したら、切り口を平らに仕上げてください。ハンドサンダーを使って、できるだけ直線を描くように幅広く削ってくださいね。


切り口が平らになったら、角の面取りもお忘れなく。ちょっと角を丸めておけば、ケガの心配もありません。また、プラスチックですので、削りかすが、エッジにたまりますので、落としながら面取りしてくださいね。


次回は文字の貼りこみです。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑲

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3種類の表札ベースを加工してきました。それぞれ、味わいある仕上がりになったと思います。幾何的デザイン、彫刻的デザイン、パターン化デザインの3種類で用いた加工は、基本ですので、皆さんのお好みで組み合わせてくださいね。では、それぞれの表札ベースに、透明の塗料を塗っていきます。


幾何的デザインは、フラットな板面になっていると思います。木目に沿って、左から右へ、同じ方向で刷毛を移動させてください。左右に往復させると、泡立ちますのでご注意を。


彫刻的デザインは、細かな溝や切込みが多くあります。細い刷毛で、細かく丁寧に塗りましょう。塗料を置くようなイメージで刷毛を使うと、いいですよ。


パターン化デザインは、緩いRがありますね。塗料を薄めに刷毛に着けて、Rにあわせて、なでるように刷毛を使ってください。


3種類ともに、薄めに1回塗装したら、2回目は少し濃い目に塗装してくださいね。塗装が終われば、表札の文字を入れるアクリル板と切り文字の用意です。


次回は来年!お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑱

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パターン化したデザイン表札も、カーテン部分に溝ができ、大きなRもできて、だんだん形になってきましたね。彫刻刃で彫り込んだ溝は、表札に立体的をつけてくれました。今回は、細かい丸みの仕上げに入ります。


ずは、残っている型紙部分を全て剥がします。紙と板の間にカッターの刃を差し込むと、意外に簡単に剥がれてくれますよ。少し、残っても大丈夫です。仕上げをサンドペーパーで行いますので、削っていると紙は剥がれてきます。


型紙が剥がれたら、サンドペーパーで、エッジの部分を削っていきます。今回は、当て木を使わずに、サンドペーパーを手で直接使います。緩いRをつくるための削り作業ですので、サンドペーパーを小さく切って、2ッ折にして使いましょう。


カーテン部分は溝の間の平らな部分を、エッジから削って丸みをつけます。山の部分をつくりますので、高さを残して削ってくださいね。大きなRの部分は、角の部分を満遍なくサンドペーパーで丸める感覚です。できるだけ、大きな動きでサンドペーパーを動かして、なだらかに丸みをつけて、いきましょう。


どちらも、力を入れ過ぎないように、サンドペーパーは中目ぐらいの粗さから細かなものに使い分けて作業してください。次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑰

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前回までで、表札の窓の部分、内側の縁が綺麗になりましたね。曲線が、整った状態です。幾何的な表情が表札についているはず。今回は、表札の上の部分、カーテン状のデザインに、立体感をつけていきます。彫刻刃を使って、彫り込んで思い通りの形にしましょう。


使う彫刻刃は、切出し型と丸型の2種類です。まずは、切出し型の彫刻刃で、型紙の貼ってある部分の左右に縦線の切込みを入れていきます。できるだけ、真っ直ぐに、切り込んでくださいね。線を引くようなイメージで、彫刻刃を動かすといいですよ。


次に、丸型の彫刻刃で、切り込んだ部分に溝を彫っていきます。線に沿って、溝をつくる感じです。あまり力を入れ過ぎないように、浅めの溝でいいですよ。型紙の左右に溝ができたら、溝の内側を彫り込みます。最初につくった溝の縁を更に彫り込んで、広げていくイメージです。真中の残っている部分に近づくほど、彫り込みが深くなるように、溝の深さを変えて彫り進めてください。


型紙の残っている部分の間に、緩いRの溝ができるように仕上げましょう。木肌が剥き出しになっている部分は、同じように彫り込んでください。これで、カーテンの低い谷の部分ができました。次回は、高さと丸みをつける山の部分です。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑯

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今回は、パターン化したデザイン表札のヤスリ掛けを詳しく説明します。おおまかな手順は、前回ご説明しましたね。ここでは、半丸型のヤスリを使って、Rをつくっていきます。


まずは、表札の下にある大きなRを整えます。イラスト上段のように、ドリルの穴がある部分から、ヤスリを掛けましょう。平らな面をドリルの穴で凹んだ部分に真っ直ぐに当てて、削っていきます。上下に動かしますが、押し進むように削ってくださいね。


直線に削れた部分の横位置にヤスリをズラして、また、直線になるように削ります。小さな直線をつないでいって、大きなRをつくりましょう。


次は、上部のカーテン状のRです。イラスト下段のように、ドリルの穴あけ部分に半丸ヤスリの丸いほうをあわせて当てます。そのまま、Rをつくるように押し削ってください。先のほうの細い部分を使うとRにしやすいですよ。


ドリルの穴の部分を仕上げたら、残った真中の部分です。ここは、平らな面を使って丸みをつけてくださいね。緩いRと小さな丸みができあがりました。次回は、彫り込みの作業です。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑮

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今回は、パターン化したデザイン表札をくり貫いていきましょう。厚みのある板を敷いて、材料の切出しが終わった表札を固定します。大き目の穴をドリルであけますので、しっかり固定してくださいね。


デザインのR部分にあわせた太さのドリルを使って、くり貫き用の穴をあけます。位置は、Rの内丸部分の真下になるようにします。イラストのように、カーテン状の波型の下の部分にあけてください。また、下の部分の大きなRには、両端と真中に穴をあけます。


次に、表札の半分が作業台から突き出るように固定をし直して、糸鋸の刃を穴に通してから弓をセット。穴同士をつなぐように、切り進みます。表札の窓の部分が大まかにくり貫かれました。


窓があいたら、ヤスリで内側の部分の形を整えます。主に下の部分のRをつくるように、ヤスリで削ってください。また、ドリルの穴同士の間になる部分は、逆に丸みをつけるように削って形を整えます。


半丸のヤスリを使って、直線に近い大きなRは、ヤスリの平らな面で削り、ドリルの穴の部分は、半丸側で削ると形をつくりやすいですよ。次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑭

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木をくり貫いて『表札』をつくる!も、3種類目のパターン化デザインの加工に入ります。いままでの幾何的なデザインと彫刻的なデザインの両方のテイストが入ったデザインです。


まずは、型紙づくり。描いたデザインをカッターで切り抜きます。窓の部分は、Rと曲線です。切り過ぎないように、注意してくださいね。型紙ができたら、材料の板にのりで貼付けです。


ここでは、加工しやすいように、木目の流れ、木の繊維と同じ方向に貼り付けます。イラストのように、木目が縦に伸びているのに沿って、型紙を貼りました。


次は、作業台に固定して鋸で、材料の切り出しをしてください。仕上がりサイズで切り出しができたら、Rをつける部分の型紙をカッターで切り抜きます。表札の上の部分のカーテンのような形状に加工する部分の、凹む場所が出てくるようにカットしてくださいね。


これで、窓のくり貫きと彫り込みの準備が整いました。次回は、ドリルを使った穴あけです。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑬

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彫刻的デザインの表札も、窓の部分の緩いRと、花、葉の彫り込みが進んで、だんだん雰囲気がでてきましたね。花の窪みも丸みも、きっと味わい深い形でしょう。葉は、段々の形状が、影をつくって立体的に見えているはずです。ここで、型紙を剥がしてください。残る加工は、全体のイメージづくりです。


窓のラインに沿ってカーブがつくられた枠に、凹みでRをつけていきます。面状のRは先につけていますので、どこを斜めにえぐるかを考えてから、丸棒のヤスリでエッジを含めて削り落としましょう。イラスト下段の左のように、角度のついた凹みができます。


枠の角の部分には、細く深い刻みをを入れると、額縁のような印象がでます。内側から外の角に向かって、切出し型の彫刻刃で刻みを入れてください。線のように入った刻みをガイドに、左右から同じく切出し型の彫刻刃で削ぎ落として丸みをつけます。4つの角、全てに刻みを入れるかはお好みで決めてくださいね。


フレームに波状のRと窪み、真中から広がるような丸みをつけることで、芸術的なテイストに仕上げます。とっても秋らしい表札に仕上がるはず。少しずつ雰囲気を確かめながら作業してくださいね。次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑫

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前回、花の彫刻をした続きです。表札のイメージはアート調ですので、アクセントになる花や葉は、丁寧に立体的に彫り込んでいきましょう。


今回は、葉を彫っていきますね。切出し型の彫刻刃と角型の彫刻刃を使います。葉のディティールを表現するために、葉脈を彫り込んで、葉の丸みをつけてください。


まずは、中央の縦線を刻んで、葉を縦に2分します。刻みを入れてから、細い線を引くつもりで、センターに溝をつくりましょう。次に、真中の縦線から横に伸びる葉脈も、切出し型の彫刻刃で刻みをいれていきます。


切出し型の彫刻刃で刻んだ溝をガイドにして、角型の彫刻刃で、イラストのように、横線のよう見約の部分から葉に丸みをつけていきます。木の繊維(木目)に対して、直角に近い彫り方ですので、割れないように少しづつ削るように彫ってください。横線の葉脈近くを深めに彫り込んで、上にいくにしたがって、浅く彫るようにしましょう。


実際の葉脈は、パイプのように線の部分が盛り上がっていますが、ここでは、雰囲気をつくるために、丸みで立体感を出しています。完成イメージのように、ちょっと段々のついた葉ができあがりです。次回はフレームの細かな部分の表現方法をご紹介しますね。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑪

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表札の形が少しずつ出来上がってきました。フレームの部分は、ヤスリで凹みがついた状態です。今回は、花の部分の彫刻に入ります。ここまでの作業で、彫り込む部分の型紙は切り抜かれ、切出し型の彫刻刃で、刻みが切り込まれている状態です。花の輪郭と花びらの線が切られていますね。


まずは、イラストのように切出し型の彫刻刃で、刻みをいれた外側を輪郭どおりに細く切り込みます。溝ができたら、その外側を刃先が半丸型になっている彫刻刃で丸くえぐるように彫り込みます。花びらの窪みを形づくる彫り込み作業です。コツは、溝に向かって、木の繊維(木目)と並行に、半丸型の彫刻等の刃先を押し込むように使うことです。木目に垂直に彫り込むと、割れやすいのでご注意ください。


花の中央部分の花びらは、実物の花も壺状態で穴があいていますので、窪みを深めにしましょう。真中を一番深く丸くし、その周りを真中の半分ぐらいの深さに彫り込むとイメージどおりの形になります。


外側の花びらは、反り返っている形をしていますので、逆に丸みをつけるように、刻みの近くと花びらの外側を彫り込んで、花びらの中央を丸くします。花びらがくっついている輪郭線は、もう一度、切出し型の彫刻刃で、深めの切込みを入れると、はっきりと形が見えてきます。


真中の穴の深さを基準に、彫り込む深さを調整して、立体的にしてください。次回は、葉の部分を彫刻します。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑩

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ヤスリ掛けで丁寧に仕上げた表札は、窓の曲線が綺麗にできあがった状態になりました。いよいよ工芸風の彫り込み作業に入りますね。


まずは、花や葉の部分と、フレームの緩やかな曲面をつくるための凹みの場所に、貼ってある型紙を切り取ります。普段はカッターで切り抜いていますが、ここでは、彫刻刃を使います。切出し型の彫刻刃で、型紙を切りながら板に切り込みを同時に入れていきます。彫り込むときや削るときの境界線をつくるためです。


型紙が切り取られると、最初に加工する部分の木目が見えますね。計画的に彫り込むために、加工する部分のみを見えるようにすることで、間違いを防ぎます。


最初にフレーム部分のRをつくるために、半丸のヤスリを使って、顔を出した木目部分を削っていきます。木の繊維の方向は横に走っていると思います。繊維の向きに逆らって削りますので、ヤスリの目は細かいほうがいいでしょう。軽く当てる程度で、少しずつ削っていきます。


緩いカーブをつけるための凹みですので、削りすぎに注意してください。また、仕上げは彫刻刃の彫り込みが終わった後に、紙ヤスリで行いますので、多少板の表面が毛羽立っても、ここでは気にせず形をつくります。イラストでは4ヶ所ですが、イメージにあわせて他の場所にもカーブをつくってくださいね。次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑨

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前回、表札の穴あけが終わりましたね。表札の窓の部分を、ドリルの穴をつなぐように糸鋸でくり貫いていきます。イラストのように、作業台に表札の板を固定します。作業する穴の空いている部分が、作業台から突き出すように固定してくださいね。


次に糸鋸の刃をドリルの穴に通します。そして、糸鋸の弓を取り付けましょう。最初ですので、材料の板の端にあいた穴に、糸鋸をセットしてください。まずは、イラストのように、一部分に窓をあけるつもりでカットします。


イラストでは右上部分に窓をあけました。この穴を使って、後の作業は両刃鋸で切り進んでいきます。工芸用の小さな両刃鋸を使うことで、くり貫き作業を早く進めることができます。上手に、材料を切り落としながら、細かい部分までカットを進めてくださいね。作業はしやすいように、作業台への固定の向きや位置をこまめに変えてください。


鋸の作業が終わったら、ヤスリを使って削り出していきます。平ヤスリや半丸やスリ、丸ヤスリを使い分けて細かい形を整えてくださいね。窓になる部分の縁を整えたら、次は、彫りこみの作業です。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑧

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今回からは、彫刻的デザインをつくっていきます。形が複雑ですので、色々な作業で注意が必要です。


写真を見ながら描いたデザイン画を型紙にします。窓になる部分は、カッターで切り抜いておいてくださいね。型紙は、材料になる板に貼り付けます。枠の部分が細長くなっているので、貼り付けるときは、曲がったり、切れたりしないように注意してくださいね。


型紙を貼り終えたら、外形にあわせて板を鋸で切り落とします。表札の仕上がりサイズにきれいにカットしましょう。カットができたら、次はドリルで穴あけです。表札と同じサイズか、それより大きな板を用意します。厚みは1cm以上のものがお勧めですよ。作業台と表札の間に用意した板を挟んで、ドリルで表札の板を貫通させるように穴をあけてください。この板がないと、表札の材料になる板の貫通側が割れてしまいます。


今回の彫刻風は、窓のラインも曲線が多く、花や葉の部分は複雑な形です。糸鋸で切りつなぐ、窓の周りのポイントに穴をあけましょう。その後に、いくつか窓の中央になる部分にも穴あけしていきます。中央の穴を使うことで、窓部分の板を、作業しやすいように途中で切り落とせるようにするためです。


いよいよ次回は切り抜きです。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑦

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表札のくり貫き作業が終わりましたね。まだ、型紙が貼ってありますので、真上から見るとイラストの上段左のようになります。


さて、幾何的模様のポイントになっている横線部分とRの断面を紙ヤスリで仕上げていきます。薄い金属の平らな板を用意します。イラストのように細長く薄いものがいいですよ。金定規を使うのはお勧めしません。ご注意を。紙やすりを平板にくるむように巻きつけて、テープで止めます。表札の横線部分に差し込んで、断面が垂直になるように削っていきます。袋小路の切り口は、直角になるように注意して削ってくださいね。


横線部分が仕上がったら、R部分と左のフレーム部分です。R部分はお好みで丸みが付くように削ってもいいですね。フレーム部分は垂直に削るほうが幾何的なデザインにメリハリがついて、シャープな仕上がりになります。直線は垂直に、角は直角に、Rは丸めに仕上がるのが、イメージづくりのポイントです。


イラストの下段右のように、切り口全てをフラットに仕上げると、幾何的パターンがはっきりとした、できあがりになります。ここまでできれば、ベース部分は、ほぼ完成!次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑥

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前回、表札の型紙を貼り、外形を切り落としました。表札サイズでカットできていますね。今回はドリルで穴あけです。


表札の板の下に、もう一枚厚みのある板を挟んで、作業台に固定してください。表札の板を貫通させるように穴をあけます。ドリルで、くり貫いていくのに必要なポイントの場所だけ、穴をあけましょう。イラスト上段の一番右のように、穴をあけると作業がしやすいですよ。


穴あけが終わったら、糸鋸で、穴同士をつなぐようにくり貫きます。糸鋸の使い方は、真鍮で『インターホン・アクセサリー』をつくる⑤を参考にしてくださいね。くり貫きが終わると、ドリルで穴あけした部分だけが残ります。


この袋小路の角の部分は、小さな工芸用の両刃鋸とノミを使って仕上げます。両刃鋸で垂直に切込みを入れます。切り過ぎないように注意してください。


次にイラストのように、表と裏からノミを入れ込んで、余分な部分を落とします。鋸で切込みが入っていますので、綺麗に落ちると思います。ノミの刃の幅が小さいものを選んでくださいね。最初に軽く線をつけるようにノミを入れ、裏表ともに入れ終わってから、強めに叩いて、刃先を深く入れれば、うまくいきますよ。ノミはハンマーか金槌で叩いてくださいね。次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる⑤

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最初につくり始める表札は、幾何的デザインです。まずは、デザイン画を型紙にするために、くり貫く部分をカッターで切り抜きましょう。直線的なデザインですので、定規を使って、きれいに切り落としてくださいね。


カット作業がおわったら、材料になる板に型紙をのりで貼り付けます。このとき、板目の方向に注意して貼ってください。イラストの下段真中のように、板目は横に走っています。木の繊維が縦に走っているのか、横に走っているのかを確かめて貼ってくださいね。横目にする理由は、糸鋸や小型の両刃鋸で板を切り出すとき、縦目で型紙を貼ると、途中で材料が割れやすくなるからです。木の繊維と逆方向に切り出すと、木目の部分で、細長く切り抜いた材料の端が、割れてしまいますので、お間違えなく。


きちんと、板目の方向にそって、貼り付けができたら、くり貫き作業がしやすいように、型紙に沿って、表札のサイズにカットしてください。外形が大きすぎると、材料の固定をするときに、余分な板の部分が邪魔になります。鋸のカット作業の時は、必ず、当て木を挟んで、クランプで作業台に固定してくださいね。


次回は、くり貫きの作業に入ります。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる④

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手づくり表札の新シリーズ「木をくり貫いて『表札』をつくる!」の3つ目のデザインです。幾何的デザインと彫刻的デザインをミックスしたパターン化デザイン。直線的な形をくり貫き、ノミや彫刻刃で、曲面に仕上げることで、景色をパターンに置き換え表現します。


ここでも、前の2つのデザイン同様に、モチーフになる写真や絵画を見ながらデザインを起こします。最初に、写真を見ながら、大まかな風景を輪郭線で描いていきましょう。イラストでは、山と雲の風景をモチーフに、簡略化をしています。


雲の表情を弧から波線に変えて表現し、山の峰のラインを1本の曲線で描きました。どこまで略すかは、それぞれの好みで決めてくださいね。イラストでは、最終的にカーテンのような波で雲をつくることにしました。山の形は、大きなR線1本で描きあげています。


全体の構図と略したパターン化ができたら、どの部分を彫り込み、どの部分に高さをつけるかを整理するために、掘り込む部分を鉛筆で影をつけています。この影は、これから先の作業に必要ですので、必ずつけてくださいね。くり貫いて窓になる部分をつくるために、左右に縦の直線もひいています。


これで、丸みをつける部分もはっきりしましたので、間違えることもないはずです。次回は、幾何的デザインの加工に入ります。お楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる③

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今回の表札は、彫刻的なデザインです。この表札をつくっていくために、下書きを始めます。モチーフにしているのは、薔薇の花。写真でもイラストでも、絵画でもいいですので、デザイン画を描くための見本を用意してください。


彫刻的なデザインは、ちょっと、リアルな雰囲気に仕上げるのがポイント。薔薇の写真を見ながら、デザインの一部になる花を描きましょう。写真に写っている薔薇の花が、どんな形をしているのか、輪郭を線で描き起こすイメージで部分的に描きます。


花ができたら、次は薔薇の葉です。これも、形を線で描き起こすことに集中して、部分的に描いてくださいね。


あくまでも、表札のデザインを構成するためのパーツとしての花や葉ですので、簡略化して描いてください。花と葉のパーツが描けたら、おおまかに、表札のどの位置に花と葉を置くのか、レイアウトを決めてください。


それぞれの位置が決まったら、細かく描き込みます。板を加工する際に、デザイン全体のおおわくをくり貫きますので、あまり窓の周辺は細かすぎないほうがいいですよ。そして、花や葉の部分は、彫刻刃でリアルに彫り込んでいきますので、輪郭線で形を表現するように描いてくださいね。


実際に彫刻刃で彫り込むときには、写真を参考にしながら作業します。このデザイン画が型紙になりますので、わかりやすく描いてくださいね。次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる②

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最初にデザインの考え方と型紙づくりをご紹介します。イラストのように、幾何的デザインからご説明しますね。


まずは、モチーフになる写真や絵画が必要です。ここでは、朝日が水平線から昇る、朝焼けに染まった海の風景写真を想定しています。これらの、写真や絵画の一部分を切り取ってデザインをつくりましょう。イラストのように、トリミングのための黒い窓をつくったフレームを準備します。写真や絵画の1/4くらいの大きさの黒い厚紙に、更に1/4の大きさの窓を表札の縦横比であけたものです。あまり、写真や絵画と大きさが近いと、幾何的に簡略化したときに、面白みがないため、このサイズにしています。


フレームができたら、写真や絵画の上を左右上下に動かしてみてください。味わいのある風景の一部をみつけたら、その部分が、表札デザインのモチーフになります。部分が決まったら、まずは、輪郭線で風景を表現してください。


そして、その輪郭に沿って、直線やRの線で、簡略化していきます。ある程度のラインが描けたら、実際にくり貫くことを意識して、幾何的なデフォルメを綺麗に清書してください。どの部分をくり貫き、どの部分を残すのかを、きちんと決めてくださいね。


ここまで、デザイン画を起こすことができれば、型紙にして作業をするだけです。必ず、表札のサイズの四角い枠を原寸で描いてから、デザイン画を描いてくださいね。次回をお楽しみに!

木をくり貫いて『表札』をつくる①

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さて、手づくり表札の新シリーズは、「木をくり貫いて『表札』をつくる!」です。秋らしく、ちょっと工芸風に、一枚の板をくり貫いて、デザインを形にしていきますね。


イラストのように、代表的な3種類をご紹介していきます。イラストの一番左は、幾何的なデザインです。糸鋸と両刃鋸を主に使って、Rと直線の組み合わせで、世界観を表現します。真中は彫刻的なデザイン。お庭の風景の一部を切り取った、花や葉を実際に彫りこんで、仕上げていきます。主にノミと彫刻刃を使用しますね。最後に一番左は、幾何的デザインと彫刻的デザインをミックスしたパターン化デザインです。直線的な形をくり貫き、ノミや彫刻刃で、曲面に仕上げることで、景色をパターンに置き換え表現します。


気になる表札の文字は、ここでは市販のアクリル切り抜き文字を想定しています。どちらかというとマット調の黒でシックな仕上がりを想定していますが、お好みで金文字などをお選びください。貼り込み方法も、バックに透明のアクリル板を結合して、その上に切り文字を接着するなど、いくつかの方法をご紹介します。


みなさんが色々なデザインにチャレンジできるように、それぞれの特徴的な加工方法をご紹介していきますので、お楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑰

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いよいよ表札を取り付けます。設置場所にナベ式ネジの太さより0.5mmぐらい大きな穴をドリルであけます。そして、あいた穴に接着剤を流し込んで、アクリルベースに通したネジを穴に差し込めば、ベースの設置は完了です。


表札の形によって、ネジの配置が異なります。設置場所へのマーキングの際に、位置のズレを注意してください。また、壁や柱の素材によって、接着剤も異なってきますので、ネジの金属と木やコンクリート、陶器など、相性を確かめて接着剤を用意してくださいね。設置の詳しい手順は、「アクリル+カッティングで『表札』をつくる!⑨」を参考にしてくださいね。


クレイアートのバラの装飾は、ワイヤーを表札のネジに巻きつけて結合しているだけですので、なかなか思った位置に安定しないと思います。だいたいの位置が決まって、安定しない場合は、バラの花と葉を結合した丸いクレイの裏側に接着剤を塗って、壁に貼り付けてください。


接着剤の他には、イラストのようにコの字の金具を用意します。バラの花と葉を結合したベースのすぐ下の部分になるワイヤーをまたぐように、固定する位置を決めたから、コの字金具の太さにあわせた穴を壁にあけて、接着剤で固定しましょう。くれぐれも、穴あけ位置の間違いにはご注意ください!


いよいよ次回から新シリーズです!お楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑯

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表札のベースになるアクリル板の加工と、カッティングシートによるお名前文字の貼り込みまで、完了しましたね。ここまでくれば、あとは組み立てて、設置するだけ!


まずは、ネジの頭が丸いナベ式ネジとワッシャ、ナットをご用意ください。アクリルベースにあけた穴に、ナベ式ネジを通して、ワッシャ+ナットで締め込みます。ナットの下から1cmの位置まで、もう一つナットを巻き上げてください。このナットが、設置したときに、壁に接する位置となります。


クレイアートの薔薇を表札に飾りましょう。薔薇の花と葉をつけた枝に、ワーヤーを巻き足してください。ワイヤーをねじり合わせるイメージでつないで、枝を長めにします。この長くなった枝を、ネジの部分(ナット同士の間1cmの部分)に巻きつけて、飾りを止めていきます。ここでは、2本の薔薇を表札の上部にだけ、巻きつけています。デザインによって、左右対角線の角や、取り付け位置が違いますので、巻き足すワイヤーの長さは、付ける位置によって決めてくださいね。ここでは、表札のお好みの位置に結合しています。


実際に設置したとき、もし、クレイアートの薔薇が、傾いたり動いたりするようであれば、壁に固定するためのコの字型の金具などを用意します。次回はいよいよ設置です。お楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑮

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表札の文字をつくります。ワープロで文字を入力して、印刷してください。書体にもよりますが、100ポイント前後の大きさが調度いいですよ。印刷した文字を裏返して、白い紙の上に置きます。文字が透けて見えますので、トレッシングペーパーか、薄い紙を被せて、反転文字を鉛筆書きしてください。


反転文字が描けたら、カッティングシートの裏側に重ねて、カッターで切り抜きます。反転文字を描いた紙をのり付けしたほうが、作業はしやすいですよ。直線部分は定規を使って、曲線部分はフリーハンドで切り抜きましょう。


次に、アクリルベースから型紙を剥がして、プラスシック用の磨き剤で表面を綺麗にします。油分が強い磨き剤であれば、磨き終わったあとに、軽くシンナー薄め液で表面を拭いてください。


アクリルベースを印刷した文字の上に重ねます。ズレないように、弱粘性のテープで仮止めすると作業がしやすいです。切り取った文字を一つずつ、位置を合わせて貼りこみましょう。カッターの刃先に文字をくつけて、貼りこむといいですよ。ピンセットをつかってもOKです。文字を全て貼ったら、完了です。

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑭

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表札のベースをつくるための型紙が完成しました。この型紙をのりでアクリル板に貼り付けます。型紙を貼ったアクリル板を作業台に固定して、余分な部分を鋸で切り落とします。鋸は両刃鋸であれば、横挽きの刃を使ってください。


カットが終わったら、削り出しの作業です。プラスチック用の紙ヤスリを短く切った丸棒に巻きつけて、アクリル板の切り口を削ります。丸棒は直径5cmくらいの太さがお勧めです。


削り終わったら、アクリル板の下に厚みのある板を挟んで、作業台に固定してください。アクリルベースを設置するために使う穴をあけます。板を挟まないで、作業台から突き出した上体で穴あけすると、アクリルが割れてしまいますので、必ず板を挟んで、ドリルの刃を貫通させてくださいね。2ヶ所穴あけができたら、作業は完了です。


次回はカッティングシートで文字をつくっていきます。お楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑬

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表札のアクリルベースが曲線になっている、フリータイプの加工を始めます。まずは、型紙づくりですね!必要なのは、型紙にする模造紙と鉛筆、雲形定規です。雲形定規は、文房具屋さんか裁縫道具のお店なら、売っていますよ。ここでは、カーブが大きい雲形定規を用意しました。


最初に、表札のおおまかなサイズの長方形を描いてください。紙の真中に四角を配置してくださいね。長方形を基準に、雲形定規を使って、一番大きなRを描きます。下のラインですね。次に上の部分のRを描いてください。


2本のRが描けたら、両サイドをつなぐように円に近いRを描きましょう。雲形定規の端を使って丸を描くように円弧を描いてくださいね。次に反対側の大きな半円です。雲形定規の向きを変えながら、何回かに分けて描いてくださいね。


形が描けたら、最後にカッターで切り抜いてください。型紙が完成です。この型紙を使って、アクリルの切り出しや切り口のヤスリ掛けをしますので、綺麗につくってくださいね!次回をお楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑫

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前回、表札の装飾部分となる薔薇の花のクレイアートが完成しました。グリーンリーフもついた、アクセントにはとても素敵な薔薇ですね。


ここで、もう一度、アクリル+クレイアート表札のデザインを確認します。厚みのあるアクリル角材を使ったバーベース。正方形に近いアクリル板をつかったスクエアベース。ちょっと丸みをつけた雫型のフリーベースです。


3つの共通点は、ネジ止めするための穴あけ加工と、磨きの作業ですね。角材と正方形の板は、切り出してエッジを磨きますので、「アクリル+カッティングで『表札』をつくる③」を参考にしてください。


新たに、加工方法をご紹介するのは、フリーベースですね。これは、最初に雲形定規を使って型紙を起こし、余分な部分を鋸で切り落とします。次に、金属・プラスチック用の髪ヤスリを使って、形を整え、磨きかけていきます。


次回からは、このフリータイプについて、加工方法をご説明していきますね。ご紹介する3種類だけではなく、アクリル板の形は自由にデザインしてくださいね。次回をお楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑪

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今回は、表札を飾るクレイアート部分の完成です。まずは、葉と花を接着するために必要なベースをつくりましょう。


直径1.5cmぐらいの丸い球をつくってください。できたら、ブレッソシートに挟み込みましょう。挟んだら、アートプレッサーで真上から押し潰してください。約3mmは厚みを残して、平らな丸い形にします。


この丸いクレイの上に木工用ボンドを流してください。ちょうど、クレイの丸の中央にボンドが溜まるように、塗ってくださいね。


ここまで準備ができたら、先につくった葉と花を用意します。葉の枝の部分となっているワイヤーを折り曲げましょう。この曲がり角の部分から下のワイヤーを、ベースのクレイに押し込みます。深さ1mmぐらいワイヤーが沈めばOKです。


葉を埋め込んだら、その上から薔薇の花を押し付けます。ボンドが塗ってありますので、このまま乾燥を待てば、接着は完了です。


ベースは、花に隠れるくらいの大きさであれば問題ありませんので、花の大きさにあわせて、つくってください。葉の枝になるワイヤーは、表札に取り付ける際に長さが必要ですから、5cmはベースのクレイから突き出るぐらいの長さにしてくださいね。次回をお楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑩

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表札を飾るクレイアートのつくり方をご説明してきました。ピンクの薔薇の花やグリーンの葉が、できましたね。まだ、パーツを組み立てていませんが、ここで、クレイの色付けをご紹介します。


イラストを見てください。順を追ってご説明していますが、最初に球をつくります。ここでは、ちょっと小さめの直径1.5cmぐらいの玉です。球の真中に凹みをつけるために、真上から指先で押しつぶします。


お饅頭が潰れるように、真中が凹みました。この凹んだ部分に、絵の具を出して置きます。パレットに絵の具を出すときと同じ要領です。絵の具をくるむように、周りのクレイを被せて、包んでいきます。


包み終わったら、指先で潰したり、引っ張ったり、伸ばしたりして、コネましょう。ある程度、色が全体に馴染んできたら、少し細くまとめて、折りたたむようにコネます。何度も繰り返して、クレイの中の空気を追い出してください。


最後に形を整えて、もう一度、球にすれば完成です。お好みの色をつけられますよ。次回をお楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑨

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前回、薔薇の花びらができあがりました。このままでは、表札の装飾には使えません。また、薔薇のクレイアートとも、つけられませんね。まだ、葉のクレイが乾燥しないうちに、葉の枝になる部分をワイヤーでつくっていきます。


イラストでは、既に着色やフローラルテープが巻かれたグリーンのワイヤーを用意しました。そして、水溶性アクリルエマルジョン系接着剤・木工用ボンドを用意します。アルミホイルか、不要な紙の上に、接着剤を出します。ワイヤーの先端を接着剤に馴染ませるように塗りつけます。


クレイの葉の上に、ワイヤーのボンドのついた部分を置くように当ててください。この状態から、葉の下から親指と人差し指の腹で、ワイヤーを包み込むようにクレイをかぶせます。ワイヤーの部分のクレイが摘まれてすぼむような感じで、葉にワイヤーをつけました。


ここまで、できたら、葉に表情をつけるために、折り返したり、広げてみたりと、形を整えます。あとは、発泡スチロールのブロックにワイヤーを刺し立てて、乾燥させてください。次回をお楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑧

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表札を飾るクレイアートの薔薇の葉をつくっていきます。表情ある仕上げにするために、前回つくったクレイに、葉脈と縁のギザギザをつけましょう。


用意するものは、葉脈をクレイに移し込む葉型と、クレイに溝をつけて表情を描くための細工棒です。


まずは、葉型の上にクレイをのせて、手のひらで押し付けます。すると、葉型に接している面に葉脈が凹凸となって刻まれます。そのまま、クレイを葉型に押し付けたままで、細工棒を使って、葉の縁をギザギザにして、表情をつけましょう。


出来上がったら、クレイを葉型から剥がします。このとき、クレイがちぎれてしまわないように、注意してくださいね。


クレイを裏返すと、葉の趣を感じさせる葉脈がつき、薔薇の葉のエッジのギザギザが出来上がっています。必要な枚数と大きさでつくってくださいね。次回をお楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑦

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今回は、薔薇の葉をつくっていきましょう。最初に直径1.5cmから2cmぐらいの丸い球をつくってください。表札の装飾に使いますから、大きさや数は、デザインによって決めてくださいね。


丸い球を手のひらで転がして、細長い棒にしていきます。棒状態になってきたら、左右の部分を集中して転がしてください。イラストのように、左右が細く尖るようなイメージで形をつくります。


ここまで、できたらプレスシートを2枚用意して、上下でクレイを挟みこんでください。そして、アートプレッサーで押しつぶします。クレイの真ん中に、アートプレッサーの中央部分を当てて、真上から「ギュ」と押しつぶすイメージです。2mmぐらいの厚みになるように押し加減を調整してくださいね。もし、形がゆがんでしまったら、葉型の縁の部分を、指先で押し戻すように、形を修正してください。


薄すぎると、葉の葉脈の型どりが、思うようにいきませんので、厚さには注意してくださいね。表札に使う必要数だけ、大きさと枚数分をつくってください。大小の葉を使うと、デザインも変化がでますよ。次回をお楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑥

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薔薇の中央になる芯と、小さな花びら3枚。そして、ふんわりとしたイメージに仕上げるための大き目の花びらが8枚、準備できました。


薔薇の芯の下のほうを指先でつまんで、小さな花びらから巻きつけていきます。ちょっと、花びらを巻いた付け根の部分をつまんで潰すようにくつけていきましょう。花びらが少しずつ重なるように、3枚とも巻きつけます。小さな花びらは、あまり広がらないように、くつけてくださいね。


次は大き目の花びらです。これも、指先で小さな花びらが巻かれた芯を押さえながら、一枚ずつ巻きつけます。花びらが重なるように、くるくると芯を回転させながら、広げがちにフンワリと巻きつけてください。


大きな花びらは、3枚巻いたら全体の形を整え、しっかりと花びらの下の部分を延ばし潰しながら、くつけます。続いて次の3枚を更に周囲に巻きつけ、形を整えてください。最後の2枚は対角線になるような位置に巻きつけて、花の開きぐわいを調整します。


クレイがしっかり、乾いて固くなってから、花びらの付け根の部分に木工用ボンドを流して固定しますので、ここでは、形づくりに注意して作業してくださいね。次回は、葉のつくり方をご紹介します。お楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる⑤

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薔薇の芯ができあがりました。この芯の周りに花びらをつけていけば、表札の装飾となるクレイアートが、だんだん形になっていきます。


まずは、クレイで球をつくり、細長い棒状にしてつぶします。本シリーズの③を参考にしてください。花びら状にクレイができたら、上下どちらか一方が、ちょっと尖らせ、涙型にします。


ここから、イラストのように、手のひらにのせて、反対の手の親指の腹で、涙型の中央部分を凹ませて、窪みをつけます。あまり、真ん中だけが薄くならないように、注意して窪ませてくださいね。イラストのように、花びらに見えるように、窪みができたあとに、縁の部分を摘んで、薄く延ばしてもいいですよ。


直径1cmぐらいの球から涙型をつくり、花びらを3枚つくります。そして、ちょっと大きめな1.5倍ぐらいの大きさの球をつくって、涙型、花びらの順で、8枚用意しましょう。最初に必要な数だけの球をつくって、手早く加工するといいですね。ここまで、パーツとなる花びらができれば、あとは、芯に、くつけていくだけです。次回は薔薇の花の組み立てです。お楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる④

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クレイが花びら型になりました。表札を飾るのは薔薇の花。花びらに囲まれたちょうど、中央になる芯をつくっていきましょう。


手のひらに花びら型クレイをのせたら、縁を延ばしていきます。クレイをのせた手とは反対の手の、人差し指と中指の指先を使って、押しつぶして引っ張るように伸ばしましょう。イラストのように、真ん中が膨らんだままの状態で、周りだけが薄くなるイメージです。


延ばし作業が終わったら、左右を両手の指先でつまむようにもちます。イラストのように、端から花びら型クレイを丸め込んでください。クルクルと巻いていったら、上下の中央が膨らんだ形の薔薇の芯ができます。この芯を使って、花びらをいくつもつけていけば、薔薇の花が完成します。


クレイが固くなるとこの作業は上手にできませんので、丸い球から棒状、花びら型に続けて、芯の形になるように一連の作業をしてください。もし、上下中央の膨らみが少なければ、下のほうから押し上げるように形を整えてくださいね。くれぐれも、つぶし過ぎないように注意してください。次回をお楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる③

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表札の装飾部分になる薔薇の花をつくりはじめましょう。


まずは、前回の基本テクニックを使って、クレイで丸い球をつくります。大きさは1cmくらいの直径です。少し多めにクレイをとって、丸めてください。粘土板の上で作業してくださいね。つくり方は、「アクリルとクレイアートで『表札』をつくる②」を参照してください。


球ができたら、手のひらにのせて、反対の手の人差し指と中指の腹を使って、前後に転がします。イラストのようなイメージです。だんだん細長い棒状に近づいてきますが、中央の部分がふくらんだ棒状にしますので、左右の端が細くなるようにしてください。


できたら、押しつぶす作業です。粘土板にクレイがべったりくっつかないようにするために、プレッソシートと呼ばれるフィルムを2枚用意します。そして、押しつぶす道具・アートプレッサーも用意してくださいな。プレッソシートの間に棒状のクレイを挟みこんで、上からアートプレッサーで押しつぶします。力が均等に加わるように、真上から垂直に押してください。プレッソシートをクレイから剥がすと、イラストのような花びら型に仕上がりました。


次回は、この花びら型のクレイで、薔薇の芯をつくります。お楽しみに!

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる②

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今回は、表札の装飾部分となる薔薇をつくるために、クレイアートの基本的な形づくりをご紹介します。


まずは、粘土板をご用意ください。クレイ(粘土)をこねて、形をつくっていきますので、作業台に直接、粘土をつけてしまうと、作業台には油分が染み込み、粘土にはホコリやゴミが混ざりやすいので、粘土板は必須です。そして、粘土は前回ご紹介した「レジックス」です。


かたまりの一部を手でちぎって、ください。丸い玉をつくり、更に涙型に形を変えていきます。球は、細長い棒をつくるときも、花びらや葉をつくるときの涙型をつくるときにも、必要になる形です。できるだけ、均等に丸くなるように、練習をします。


ちぎったレジックスを両手で団子をつくるように丸めます。できたら、粘土板の上に置いて、手のひらで転がします。力を入れすぎないように、コロコロ転がしてくださいね。だんだん丸くなってくます。


丸い玉ができたら、手のひらにのせて、左右の手で挟んでください。手首に近い部分に力をいれて、端を潰すように両手でV字をつくるような形にします。あとは、左右の手を擦り合わせるように、下の部分を尖らせます。これで、涙型の完成です。

アクリルとクレイアートで『表札』をつくる①

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今回から、新シリーズです!前回に引き続き、ベースにはアクリル板を使いますが、装飾方法は、これまで一度もご紹介しなかったクレイアートを使います!


アート用の樹脂タイプ粘土を使って、薔薇の花と葉っぱをつくって、クリアなアクリル表札に、そえるデザインです。シリーズで使う粘土は、色づけもしやすく、乾いたら水にも強い「レジックス」というクレイを使います。クレイアートフラワーの材料としてはメジャーなもの。クレイでつくるビーズの装身具にも使われる材料です。手のひらで粘土をこねて、形にしていきます。薄くしたり、模様をつけたりと、手づくり感満点の作業になりますからね。


表札ベースのアクリルも、今回は板状に加え、棒状や、ちょっとR曲線のある形にも加工していきます。カットの方法や磨き方も、ちょっと違ってきますので、ご期待ください。


表札の文字はカッティングシートの切抜きを使います。文字の書体は、皆様のお好みで決めてくださいね。


透明感のあるクリアなイメージの表札づくりです。材料のアクリルも、透明だけではなく、半透明のブルーやピンクなど、自由に材料を選んでください。それでは次回からクレイアートの基本テクニックをご紹介します!

アクリル+カッティングで『表札』をつくる⑨

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表札の組み立てができました。ナットの位置は、4つとも同じ高さで揃いましたか?ちょっと難しかったと思います。さて、いよいよ設置です。


4つのネジの位置で設置場所に穴あけするためのマーキングをしましょう。朱肉を用意してください。指先に朱肉をつけて、ネジの先にたっぷりと塗ってください。


4本とも塗り終わったら、設置する壁にもっていき、取り付ける高さの位置に押し付けます。壁には、朱肉がつきましたね。押し付けるときに傾いたり、何度もズラすと、表札の取り付けが綺麗にできません。押し付ける前に、左右の傾きがないように、また、思った高さにしてから、押し付けてくださいね。


壁に残った朱肉を目印にドリルで穴をあけましょう。壁に対してドリルの刃が垂直になるように、穴をあけてください。ドリルの刃先を壁に付けて、刃を真っ直ぐ垂直になるように立ててから、ドリルのスイッチを握ります。回転速度を変えられるドリルでしたら、低速で回転させるといいですよ。


あいた穴に、接着剤を流します。壁の材質によって、タイル用やコンクリート用、木材用などありますが、必ず金属と壁の材質両方に使用できる接着剤を選んでください。


あとは、表札のネジを穴に差し込んで押しこめば、設置は完了です。壁にピッタリ押し付けてもかまいませんし、ちょっと空間をつくってもいいですよ。お好みで、壁と表札の隙間はつくってください。次のシリーズをお楽しみに!

アクリル+カッティングで『表札』をつくる⑧

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前回、カッティングシートの切り文字をアクリル板に貼りこみました。うまく、空気が入らずに、貼りこめたでしょうか?文字が貼りこめたら、アクリル板とベース板(イラストでは真鍮板)を組み立てます。


必要な部品は、

・長さ60mmぐらいのネジ4本
・ワッシャ16個
・ナット12個

です。ネジの太さは、あけた穴のサイズによって決めてください。ネジにはいくつか種類がありますが、ここでは、先端が尖っていなく、頭が丸くなっている「ナベ式ネジ」を使ってご説明します。ワッシャとナットは、ネジの太さにあわせて用意してくださいね。イラストのように1本のネジに対して、ワッシャ4個とナット3個を使います。


最初に真鍮板の固定位置をネジに油性ペンでマーキングします。

頭の付け根から、

ワッシャの厚み1枚分+アクリル板の厚さ+真鍮版

までの隙間サイズの長さで印をつけましょう。


まずは、ワッシャを1枚、アクリル板の穴の上に置きます。ドーナツ状の穴をドリルであけた穴にあわせるように置いてくださいね。このワッシャを通して、ネジを穴に通します。


そして、アクリル板の下からワッシャを通しナットで固定。


次にナットを真鍮板の固定位置までねじ上げて、ナットの下にワッシャを通してから真鍮板を通します。


最後に真鍮板の下にワッシャを通してナットを締め上げれば、組み立て完了です。


全部で4ヶ所を各工程ごとに行ってください。組み立て完了です!

アクリル+カッティングで『表札』をつくる⑦

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いよいよアクリル板にカッティングの文字を貼り込んでいきます。まずは、最初にワープロで作成した表札文字の出力をもう一度用意してください。プリントした紙を作業台にピンと平らになるようにテープで4つ角を伸ばすように貼りつけます。できるだけ、平らに貼ってくださいね。


プリントが貼れたら、アクリル板を重ねます。文字を貼りこみたい位置にアクリル板をあわせて、イラストのように長いテープでアクリル板を固定します。このとき、透けて見える「表札」の文字の下にラインを引くようにテープを貼ります。最初にアクリル板の位置あわせができた状態で、仮止めしてからラインをつくるテープを貼ると、作業がしやすいですよ。


そして、最初にカッティングシートを切り抜いて作成した文字を用意し、裏面の剥離紙を剥がします。カッターの刃先を剥離紙とカッティングの間に入れると、簡単に剥がれます。


カッティングの文字がくっつきあわないように注意してピンセットでつまみます。アクリルの上から透けている文字とテープのラインで貼り込み位置を合わせて、文字の端を指先で押すように仮止めし、全体の位置がズレないように、また、カッティングにしわができないように、端から少しずつ貼っていきましょう。


心配な方は、剥離紙を少しだけ剥がして仮止めし、位置を合わせてから、ピンセットで剥離紙を剥がしながら少しずつ貼ると上手にできますよ。次回をお楽しみに!

アクリル+カッティングで『表札』をつくる⑥

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アクリル板とベース板(イラストは真鍮板)にドリルで穴あけをしました。穴をあけた部分を見ると、ドリルで巻き上げられたアクリルのバリや金属のバリが出ているはずです。


アクリルは、プラスチック用の細かな紙ヤスリで、真鍮板は金属用の紙ヤスリでバリを削ります。ここでは、小さく切った紙ヤスリを2つ折りにして、指先で穴の部分だけを削るようにバリをとってください。できるだけ、余分な部分に傷をつけないようにしてくださいね。


バリがとれたら、油性ペンでマーキングした線を消しましょう。ラッカー薄め液などの揮発性の高いシンナーを布に染み込ませて、拭き取ってください。力を入れすぎないように、軽く表面をなぜる程度で充分消えるはずです。


マーキングが消えたら、アクリル板とベース板の両方を磨きます。アクリル板はプラスチック用のコンパウンドのような研磨剤を、真鍮板や銅板はピカールなどの金属磨き剤を使ってください。アクリル板と金属板の表面に磨き剤をたらして、布で伸ばすように軽くこすって、細かな傷を磨いて消します。


紙ヤスリでバリ取りをしために、できた傷は、ちょっと多めに磨き剤を塗って、何度もこすってくださいね。磨き方は、真鍮で『表札』をつくる⑩を参考にしてください。次回は、カッティングでつくった文字をアクリル板に貼りこむ方法です。お楽しみに!

アクリル+カッティングで『表札』をつくる⑤

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アクリル板もベースの板もカットが済み、エッジやバリの処理が終わりました。今回は、イラストのように真鍮板ベースを例に、穴あけ位置の決め込みと、穴あけをご紹介します。


まずは、アクリル板に穴あけ位置を描き込みましょう。油性のサインペンを使って、アクリルの4つ角から、1cm内側にマーキングします。余分なマーカー線は、シンナーやベンジン、ラッカー薄め液などで軽く拭けば落ちますので、気にせずに描き込んで下さい。真鍮板のマーキングは、アクリルを重ねる枠を描き込みます。重ねて描いてもいいのですが、上下左右からの空きを統一するために、ここでは採寸して枠を描きました。


マーキングが終わったら、位置確認のために重ねてみます。間違っていなければガムテープでアクリルを固定してください。そして、真鍮板の下に木の板を挟みこんで、作業台に固定します。ドリルで穴あけしますので、木の板は厚みが1cm以上のものにしてください。


固定が終わったら、アクリル板を貫通させるように錐で穴をあけます。ドリルのガイド穴です。そして、電気ドリルで垂直に穴をあけて下さい。アクリル板と真鍮板を重ねての穴あけです。真鍮板と木の板でアクリルの下面が押さえられるので、ドリルが貫通する瞬間に起こるアクリルの割れはありません。注意するのは、振動でズレないようにしっかり固定すること。<手づくり表札>真鍮で『表札』をつくる⑤を参考にしてくださいね。

アクリル+カッティングで『表札』をつくる④

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アクリル部分のパーツはできました。今度はバックになる異なった素材のベースをつくりましょう。まずは、銅板、真鍮板、木など、お好きな組み合わせで選んだ材料を用意してください。最終的な仕上がり寸法にもよりますが、アクリル板よりも左右上下の長さが6cm以上の四角を切り出せるぐらいの大きさにしてください。取り付け場所によって、仕上がり寸法は決めてくださいね。


それぞれ、金属、木の材料を用意したら、サイズを測って材料に描き込んでいきます。銅板と真鍮板は、油性のマーカーで切り出しようのカット線を引きましょう。銅板も真鍮板も最後には磨きを掛けますので、サインペンのインクが残っても、ここでは気にすることはありません。木の板であれば、鉛筆で描いてくださいね。


カット線が掛けたら、金鋸(かなのこ)で、切り出します。材料を作業台にクランプで固定しますが、銅板や真鍮板、の表面に傷がつかないように、木の板を挟んでくださいね。カットする部分が作業台から突き出すように固定したら、金鋸を真っ直ぐに左右に揺れにように、前後に挽きます。切れるのは押したときですので、引くときには力を抜いてください。


切り終えたら、金ヤスリ(平)を使って、断面を平らにします。ヤスリの長さを活かして、横に使って削ると平らにしやすいですよ。仕上げは、断面の角を丸めるように金属用の紙ヤスリで整えます。当て木に巻きつけて削ってくださいね!次回をお楽しみに!

アクリル+カッティングで『表札』をつくる③

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今回は、アクリルのカットとエッジの磨きです!まずは、材料となるアクリル板にサイズを描きこんでいきます。サインペンでもいいのですが、ここでは釘を使うことにしました。定規で必要な寸法を測り、釘でチョッと傷をつけてマーキング。縦横の寸法をマーキングしたら、釘で線を引きましょう。力を入れすぎずに、表面を軽く傷つけてください。


カット線が描けたら、鋸でカットします。きちんと作業台にクランプで固定して鋸を使ってくださいね。アクリルを鋸で切るときには、横挽きの刃を使ってください。刃先が交互に細かく交差しているほうが横挽きです。縦挽きでは、刃先がくい込みにくいので、横挽きをお勧めします。


アクリルを切り出したら、エッジを平らにしましょう。断面が鋸の刃で、ガタガタになっていると思います。金属・プラスチック用の紙やすりを使って、平らにします。木工用や金属専用の紙ヤスリではなく、プラスチックに適したものがホームセンターや模型店で売っています。ちょっと表面が柔らかな感じのものです。


イラストのように、紙ヤスリを作業台の上にガムテープで止めて、角材をクランプで固定します。この角材を定規にして、アクリル板の面に対して切り口が直角になるように削っていきましょう。このとき、アクリルの触れる角材の表面に、紙テープを貼っておくと、アクリル板がこすれて傷つくことが少なくなります。できるだけ直角に削ってくださいね!次回をお楽しみに!

アクリル+カッティングで『表札』をつくる②

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表札づくりの最初のプロセスは、文字づくりです。カッティングで文字をつくるために、ワープロソフトでお名前の文字を入力してプリントアウトしてください。書体や文字の大きさも、お好みに合わせて設定してくださいね。イラストでは、明朝体のちょっと和風な書体にしています。


文字のプリントアウトができたら、白い紙の上で裏返しに置きます。印字された文字がプリントの裏側に透けて見えますね。この左右が反対になったすけた文字を鉛筆でなぞります。反転した文字が描けましたね。カッティングシートの裏側に貼ってある剥離紙にプリント文字を貼りつけて切り抜くために、プリントの裏側に反転文字をつくりました。


プリントをカッティングシートの裏にのりで貼ってください。貼り終わったら、反転文字の輪郭にそって、カッターでカッティングシートを切り抜いていきます。これで、文字づくりが完成しました。表札にするアクリル板の上から貼り付ける文字になります。


カッティングシートの貼り付けに慣れていない方が多いと思います。貼り付けるときに泡が入りやすいので、今回は、カッティングのムラが目立ちぬくく、修正しやすいように上から貼るための反転文字にしました。もし、アクリル板の裏から貼り付ける場合は、プリントの印字面を上にして、カッティングシートの裏側・剥離紙にのりづけして、切り抜いてください。次回は、アクリル板の加工に入ります。お楽しみに!

アクリル+カッティングで『表札』をつくる①

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さて、手づくり表札の新シリーズ開始です。今回からは、アクリルとカッティングシートで、透明感のある表札
をつくっていきます。加工はとっても簡単ですので、是非、チャレンジしてくださいね。


単純にアクリルだけでは、味わいが感じられません。そこで、イラストのようにアクリルのネームプレートのバックに、銅板や真鍮板、木の板など、お好きなコーディネートにあわせて、異なったマテリアルイメージを加えてみることにします。アクリルの透明感は、バックに選んだマテリアルを透かして見せてくれますので、ご自宅のエクステリア・スタイルにあわせて、材料を選んでくださいね。


用意するものは、透明のアクリル板です。厚さは5mm以上のものを使いましょう。高級感が出ますよ。カッティングは、今回は黒のマット調を使うことにします。アクリルの光の反射と文字の艶消しで、コントラストをつけるためです。


もちろん、アクリルのカラーやカッティングのカラーは、お好みで選んでいただいてもかまいませんよ。また、バックの素材も、アクリルのカラーやカッティングの色に合わせて、ご自身で選んでいただいてかまいません。


透けて見える状態が、どのようなイメージになるかが、今回ご紹介する表札のポイントですので、じっくり選んでくださいね。つくり方はとっても簡単ですので、素敵なデザインにしてください!

真鍮で『表札』をつくる⑭

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さて、今回は「真鍮で『表札』をつくる」シリーズの最終回です。前回までの加工方法や仕上げ手順のご紹介で、真鍮板をベースにした表札は完成しましたね。厚みのある真鍮板から必要な表札文字の切り出し、削り出し、丸みをつける加工方法と手順が中心のシリーズでしたので、最後に、ベース板との組み合わせによるイメージの違いをご紹介します。


イラストのように、質感とカラーの異なる金属、銅板をベースにすると、磨き上げられた真鍮の白さに対して、柔らかな温かみのある銅板の赤が、コントラストをつくって味わいのある仕上がりになります。メタル感が強い真鍮と自然な素材感のある木のベースとの組み合わせは、反射しない木に対して、真鍮の高輝度が高く感じられ、文字の存在感が強くなりますよ。アレンジカットとここでは呼んでいますが、同じ素材の真鍮板をちょっと動きやテーマを感じられる形に切り出し、磨きの度合いを荒めにしたベースをつくります。ベースの形次第で、特定のイメージを演出できますよ。ラインパーツは、スチールでもアルミでもOK。真鍮の錐文字をちょっと浮き上がらせて見せるベースです。あえて細いライン状のパーツにすることで、文字の立体感と存在感を同時に見せるベースです。


それぞれ、銅板でアレンジカットやラインベースをつくるのもいいですし、もちろん、木でつくっても切り文字だけでは表現できないイメージ演出になります。

真鍮で『表札』をつくる⑬

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全ての文字を接着剤とピンでベース板に固定が終わりました。設置する前に仕上げを行います。まずは、金属磨き剤と布を用意して、ベース板と文字を磨いていきましょう。細かな文字とベース板の際や、ピンとの結合部分なども、丁寧に磨いてくださいね。ベース板の縁や裏面もきちんと磨きましょう。


磨き終わったら、よく、金属磨き剤をふき取って、透明の塗料を塗ります。塗料は薄く少なめに刷毛につけて、文字とベース板全体に塗り残しがないように、塗ってください。一度乾かしてから、最低2回は塗装してくださいね。塗料が完全に乾けば、仕上げは完了です。


実際の表札の取り付け方法は、設置する壁や柱の材質によって、異なります。取り付け場所で、位置を確認し、ドリルで穴あけしてピンで固定したり、壁や柱の材質にあわせた接着剤で固定したりと、方法は様々です。表札の手づくりシリーズ「和紙で『表札』をつくる⑩」「ワイヤーで『表札』をつくる⑮⑯」を参考にしてくださいね。


もし、真鍮(しんちゅう)のベース板に穴あけするのであれば、ピンバイスか電動ドリルを使ってください。くれぐれもケガのないようにご注意くださいね。


次回は、ベース板の材質を変えた組み合わせパターンや、ベース板のデザインの他の事例をご紹介します。「真鍮で『表札』をつくる」シリーズも次回でいよいよ最後です。お楽しみに!

真鍮で『表札』をつくる⑫

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全ての文字パーツに穴あけが完了したら、ベース板に並べてみます。ここでは、ベース板も真鍮板にしました。文字をきれいに並べたら、釘で傷をつけてマーキングします。


このマーキングを基準に、文字パーツをベース板に置いて、既にあけた文字パーツの穴を通して、ベース板に穴あけをしましょう。文字パーツの穴あけに使ったピンバイスを使って、手であけてくださいね。


ベース板に穴があいたら、文字パーツの裏側に金属用の接着剤を塗ってください。あまり沢山接着剤はつける必要はありません。薄く少なめに塗ってください。


接着剤を塗り終わったら、真鍮のピンを文字とベース板の穴に通します。イラストのように、貫通させてください。このピンをハンマーで叩いて曲げます。文字パーツとベース板を手で挟みこんで、軽くハンマーで叩き曲げましょう。最後は、イラストのように、垂直に曲げます。木の板に、厚手のタオルなどの布を置いて、その上にベース板を置き、ハンマーで叩けば、文字パーツに傷がつきません。


全ての文字に通したピンの曲げ固定が終われば、文字パーツとベース板の結合は完了です。次回は、いよいよ表札の取り付けです。お楽しみに!

真鍮で『表札』をつくる⑪

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これまでの加工手順を進めて、全ての文字のパーツを完成させてください。必要な文字を最後の磨き剤仕上げまで完了したら、取り付けの準備に入ります。せっかく仕上げたパーツに、新たな加工はしたくないという方は、接着剤をベースの板の材質によって選べば、単純にくつけるだけで、済みます。


イラストは、仕上がった文字に穴をあけて、ベースになる板にピンを差し込んで固定するための方法です。


穴をあける道具は「ピンバイス」を使いましょう。ハンドドリルや電動ドリルとは違い、手でダイレクトにドリルを回せる道具ですので、力の入れ加減も自由に調整ができることができます。今回のような仕上がり済みの、小さなパーツには、とっても適した道具ですよ。


最初は、ピンバイスを親指と人差し指で、くるくると軽く回すようにします。浅い小さな穴があいたら、ピンバイスを手のひら全体で握りこんで、ドリルを押し回します。


力の入れすぎと、ドリル刃の角度に注意してください。パーツに対してドリル刃が垂直になるように回してくださいね。穴あけの途中で、ドリル刃が折れて、パーツにくい込んだままになってしまうと、せっかく仕上げたパーツが台無しになってしまいます。


全てのパーツに取り付け用の穴をあけたら、作業は終了です。あわてずに、ゆっくりと穴あけ作業をしてくださいね!次回はベース板にパーツを取り付けます。お楽しみに!

真鍮で『表札』をつくる⑩

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金属用紙ヤスリでの加工は上手にできましたか?意外に削れることに驚かれたことでしょう。もう、かなりパーツは光り始めたはず。金かな?と間違えるくらいに光っているでしょう。更に、表面の反射が強くなるように、金属磨き剤で仕上ます。


まずは、パーツの上に液状の磨き剤をたらします。気をつけないと大量にこぼれますので、ご注意ください。ほんの少しの量を、パーツの所々に着けるようにしましょう。


着け終わったら、磨き剤を伸ばすように布でパーツを擦ります。力を入れすぎないように気をつけてください。磨いていると、金属が削れて、布が黒くなってきます。黒ずんだ部分には磨き剤と削れた金属粉が着いていますので、布の白い部分に場所をかえて擦ってくださいね。磨き剤をふき取るようにパーツ全体をきれいにします。


角度を変えて、光の反射具合を確認してから、再度、磨き剤をたらして、布で磨いてください。真鍮板は磨きが進むと、反射して表面が白く見えるぐらいに光ってきます。エッジやRの付け根など、細かな部分も確認して、全体が白く見えるようになったら磨き仕上げは完了です。


「H」の他の文字も、切り出し、ヤスリの削り出し、精密ヤスリ仕上げ、紙ヤスリ仕上げ、磨き剤までの工程で完成させましょう。最後の仕上げは、表面お好みによってクリアなペイントで塗装するか、そのままにするか、です。次回をお楽しみに!

真鍮で『表札』をつくる⑨

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精密ヤスリを使った仕上げは、平ヤスリで削った際にできた大きな凹凸や傷を消しながら、R形状を整えましたね。全体的に滑らかな丸みができたと思います。表面が平らになるにしたがって、だんだん光を反射して、光ってきましたね。


よーく見ると、まだまだ小さな傷が、表面に残っています。今回は、紙ヤスリを使って、小さな傷も消していきましょう。まずは、金属用の紙ヤスリを目の粗さによって、3種類用意してください。粗目、中目、細目と傷の大きさによって、使い分けます。紙ヤスリと一緒にボールにお水を用意してくださいね。バケツでもかまいません。


金属用の紙ヤスリは、耐水サンドペーパーといい、水につけながら使用します。水ペーパーと呼ばれることもあるんですよ。金属の表面が摩擦で熱くなるのを防ぎ、更に、金属の削り粉が飛び散らないのが特徴です。イラストのように、紙ヤスリをちぎって(ご自分の手のひらの半分から3分の1ぐらいの大きさ)ボールの水をつけます。つけおきする必要はありません。ちょと水をつける感じです。


水をつけたら「H」のパーツ表面を優しく、なぜるように削ってください。大きな傷は粗めで、小さな傷は、最初に中目からすぐに細目に変えるつもりで、研磨してくださいね。パーツの角度を傾けたりしながら、傷の状態を確認し、ピカピカになったら、表面の水を布でよくふき取ってください。これで作業は完了です!

真鍮で『表札』をつくる⑧

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金鋸で余分な材料を切りとり、平ヤスリで角と稜線を丸めていきました。作業しやすいように、板に「H」の文字がついた状態ですね。


今回は、まず、「H」の文字部分だけを金鋸で切り離します。切り離した部分は、鋸の刃で少しガタついていますので、最初は、平ヤスリで縁を平らにしい、角と稜線を丸めていきます。


平ヤスリで「H」の文字全体を丸めて仕上げができたら、細かな仕上げを精密ヤスリで行いましょう。これまで使っていたヤスリよりも小ぶりで、目の細かいヤスリです。丸、半丸、平の3種類は用意されたほうが、作業が楽になります。平ヤスリで荒く削った部分を、精密ヤスリの平で、更にゆるやかに丸めていきます。


「H」の真ん中の横棒部分は、Rを少し強調できるように、精密ヤスリの半丸を使うといいでしょう。精密ヤスリの丸は、「H」の2本の縦棒と横棒のつなぎ目のRを仕上るのに向いていますよ。


できるだけ、精密ヤスリの仕上げで、表面の曲面をイメージどおりの滑らかさまで仕上げます。大きな傷もできるだけ、この工程で削って消すようにしてください。全体と細かな部分をなめらかにしたら、作業は完了です。


真鍮を削りだしたばかりですので、若干表面は細かな傷が多いと思いますが、とてもきれいな金色に光っていませんか?次回は、金属用の紙ヤスリで、更に細かく表面を滑らかにし、金属磨き剤で、ピカピカに光らせますよ!お楽しみに。

真鍮で『表札』をつくる⑦

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イラストのように前回の加工で、真鍮板(しんちゅうばん)から「H」の文字の周囲を切り出しました。今回の作業では、平ヤスリによって、文字幅を整え、角にRと丸みをつけていきましょう。


まずは、前回までで切り出された「H」の文字の型紙を剥がしてください。まだ、削っていない「Y」の文字側からであれば、指先の爪でも剥がれると思います。金鋸で切った部分は、金属片が突出していることも考えられますので、ケガに注意してくださいね。


型紙を剥がしたら、平ヤスリで削っていきます。若干、仕上る文字幅よりも余分な部分が残された状態ですので、全体的に幅を揃えるように、一番太い部分から削るといいでしょう。内側のRに加工する部分が多少直角に近づいて、なくなっても大丈夫ですので、大きさを整えるように削ってください。


文字幅が揃ったら、エッジの部分を軽く削ぎ落とします。文字の輪郭の角を面取りするような間隔で、削りましょう。「H」の縦線の上下部分となる角には、面取りのRをつけながら全体を丸めていきます。ここでは大まかな面取りRづけと、丸みづけを行いましょう。


細かな仕上は、精密ヤスリを使って行いますので、無理せずに削り過ぎないように注意して、形づくってください。まだ、材料から切り離していない状態ですので、正面向かって右の縦線は加工ができません。次回は、切り離して精密ヤスリで仕上ます。お楽しみに!

真鍮で『表札』をつくる⑥

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真鍮板(しんちゅうばん)を切り出して、表札の文字をつくる場合、どのように加工しやすい手順をたどるかがポイントです。前回、ドリルの穴あけ作業を行いました。材料の板からデザインした文字を切り出せるように、文字の外側と刳り貫く部分に糸鋸を通せる場所ですね。イラストでは、それぞれの文字に応じた場所に穴あけされた状態が描かれています。参考にしてください。


では、材料を切り出していきます。作業台に「H」の文字が突き出るように材料をクランプで固定します。今回の作業ポイントは、文字を1文字づつ切り分けるのではなく、一つの文字をほぼヤスリがけまで完了したら、切り離すことです。


イラストのように、まずは「H」の文字にあけたドリルの穴に、糸鋸の刃を通し、弓に固定します。「H」の横棒部分にあけたドリルの穴2つをつなぐように切り進んでください。穴がつながったら、金鋸で外側の部分を切り落としていきます。


「H」の右端が材料に着いたままで、外側の材料がなくなった状態です。このまま、材料の真鍮板を作業台に固定しておき、ヤスリで仕上げていきます。1文字づつにしてしまうと、ヤスリがけの作業をするための固定が難しく、効率がわるくなるための作業手順です。クランプではなく、万力(まんりき)と呼ばれる固定具で作業する場合は、1文字づつ切り離して作業することもできますよ。


次回は、ヤスリで仕上る工程です。お楽しみに!

真鍮で『表札』をつくる⑤

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真鍮板の「なまし」も終わり、デザイン文字の型紙も貼り付けました。今回は、「O」「S」の文字の内側になる部分やRになる部分の加工のために、ドリルで穴あけ作業をしていきます。


まずは、真鍮板と同じくらいの大きさの木の板を用意します。真鍮板と重ねて、作業台にクランプで固定しましょう。イラストのように、作業台の上に木の板を重ねた真鍮板が位置するように、固定してください。あまり、作業台の縁から離れてしまうと穴あけ作業がしづらくなりますので、固定場所にはご注意ください。イラストでは1ヶ所の固定ですが、できれば2ヶ所固定したほうが、安全に作業はできます。


固定ができたら、ポンチを使って「O」「S」の内側の部分とRを付けたい場所に、マーキングしましょう。この印は、ドリルで穴あけする位置になります。ちょっと強めに力を入れてハンマーでポンチを叩いてください。少し凹むようにすると、ドリル刃のガイドにもなりますよ。ドリルで穴あけした周囲は、ヤスリで形を整えていきますので、削る分の余裕を残せるような位置にマーキングしてくださいね。


マーキングが終わったら、ドリルで穴をあけていきます。真鍮板の下に敷いた木の板に届くように穴あけしましょう。コツは、真鍮板に対してドリルの刃が垂直に立つように真っ直ぐに穴あけすることです。次回は、糸鋸・金鋸を使った文字の切り出し!お楽しみに。

真鍮で『表札』をつくる④

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さて、前回切り出した真鍮板(しんちゅうばん)を加工しやすいように「なまし」の作業を行います。「なまし」は、金属に火を通し、熱を加えることで、切削しやすい硬さにする作業のことです。


「銅板で『表札』をつくる」でも、ご紹介しましたが、銅と真鍮では、「なまし」の方法が異なります。銅は純粋な1種類の金属ですので、熱した後、すぐにお水で冷やしても、金属の硬さが柔らかくなりました。真鍮は銅と亜鉛を混ぜ合わせてつくられた合金のため、熱してすぐにお水で冷やすと、より硬さが増してしまいます。そのため、真鍮のような合金の「なまし」は、熱したら放置し、自然に金属の温度が下がるのを待ちます。


イラストのように、まんべんなくガストーチで真鍮板を熱したら、別のフライパンにトングなどで移動し、放置しましょう。熱するときに使用したフライパンは、トーチの熱で温度が上がっているため、真鍮板の温度が下がりにくくなるため、別のフライパンに移します。


自然に温度が下がるのを見計らって、切り抜いた文字の型紙にのりをつけて、真鍮板に並べて貼り付けてください。イラストのように、文字同士の間に間隔をあけて、できるだけ、高さと位置を中央に揃えて、整列させてくださいね。ここまでの作業が完了したら、真鍮板を切削する鍛金の準備は完了です。


次回は、ドリルによる穴あけ手順をご紹介します。お楽しみに!

真鍮で『表札』をつくる③

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前回、文字のデザインが完了しました!イメージどおりの丸みのある英文が完成しましたね!さて、コピーもとったデザインを型紙として切り抜きましょう。直線部分は定規を使ってカットし、Rの部分は、フリーハンドでカッターで切り抜きます。カッターでRを切るときには、紙のほうを回すと、綺麗なRにカットできますよ!「HYOSATSU」とここでは、必要な文字を全てカットしました。


すぐに真鍮(しんちゅう)板に貼り付けるのではなく、まずは、文字の型紙を並べてみましょう。削りだすことを考えて、スペースは少しだけ余分にとっておきます。並べ終わったら、釘で必要なスペースをマーキング。ちょっと目印として傷をつけてもらえば充分です。マーキングに沿って、釘と定規で、カットする枠を描きます。必要な材料の幅と長さの枠が描けたら、金のこぎりで、切り出してください。


「なまし」という真鍮を切りやすくする工程前ですので、硬く切りづらいと思います。慌てずに少しずつ切ってください。もちろん、クランプと当て木を使って、真鍮板は、作業台に固定してから、カットしてくださいね!文字として切り出す部分を間違って切らないように注意さえしておけば、多少のジグザグは問題ありません。「なまし」が終わったあとでは、切る削るの作業もしやすくなりますので、ここでは、おおまかな材料取りと考えてください!次回は「なましと型紙の貼付」の作業です。お楽しみに!

真鍮で『表札』をつくる②

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まずは、文字のデザインから始めましょう。真鍮(しんちゅう)の板を切り、削りだしてなだらかなRをつけた文字に加工しますので、太目の線でできている書体を描きます。


上下に2本の平行線をひきます。表札にする文字の高さの基準となる線です。ここでは、間隔を4cmあけています。次にこの2本の線を区切っていくための目盛りを付けます。1文字の幅を3.2cmとし、間の空きを2mmにしました。「HYOSATSU」の8文字を作成しますが、文字をデザインするのは、重複している「S」を1文字省いた7文字分です。


印を付け終わったら、区切り線として縦の枠線をひいていきます。直定規と三角定規を使うと線引き作業は早くできますよ。


区切り線ができたら、まずは文字の縦線になる幅をひいていきます。ここでは、幅8mmにしました。今度は横線です。文字によって横線の幅は異なります。「S」は横線の本数が多いので7mm。他の文字は7mm~11mmの間で、バランスをとってひいています。


縦横線がひきおわったら、角の部分に丸みをつけましょう。内側の角と外側の角、両方に丸みをつければ、デザインは完成です。実際に真鍮を加工するためには、「S」の文字がもう一つ必要になります。また、型紙の原紙を残すためにもコピーをとっておきます。


次回は、真鍮板を加工しやすくする「なまし」の方法です。銅板とは手順が異なりますので、ご説明します。お楽しみに!

真鍮で『表札』をつくる①

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今回からご紹介する手づくり表札は、真鍮(しんちゅう)という金属を削りだして作成します。イラストは、真鍮の黄金カラーが輝いているイメージです。なかなか、磨き上げた実物の真鍮をイラスト表現するのは難しく、その魅力を伝えきれません。黄金色の金属的な表情と、奥行きのある輝きは、実際に完成すると、とても感動的なものです。


使用するのは、3mm厚以上の真鍮板。金のこぎりでカットし、ドリルの穴あけで、文字の中窓部分を作成します。そして、金ヤスリで形を整え、金属用の紙ヤスリで表面をなだらかに仕上ていく、鍛金(たんきん)手法を使います。


これまで他のカテゴリー「銅板でインターホン・アクセサリーをつくる!」などでもご紹介しましたが、「なまし」と呼ばれる金属を加工しやすくする工程や、ヤスリの使い分けによる形づくりは、ほぼ、同じような技法です。違いはやはり、真鍮ならではの特徴的な注意や、切り文字をつくるための作業工程になります。


完成した真鍮アイテムは、毎日、磨き上げるという楽しみも生まれます。文字のデザイン手順から、切削、表面仕上、取り付けまでをご紹介していきますので、楽しみにしてくださいね!

ワイヤーで『表札』をつくる⑯

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前回、壁にビスを接着剤で止めました。きっと、乾いて固定されていることでしょう。今回は、表札を取り付けます。


表札のフレームの4角ををビスに掛け、位置をあわせます。フレームがゆがまないように、注意してくださいね。


表札を掛け終えたら、ビスとフレームをワイヤーで固定していきます。角の部分にフレームの下側から細めのワイヤーを通して、ビスにひっかけるように巻き上げます。ワイヤーの両端を捻り締めて、固定しましょう。締め終わったら、余分なワイヤーをニッパーでカット。捻り締めた部分をフレームの後ろ側に折り倒して、隠します。他の3ヶ所も、同じ要領で固定してください。


これで、ワイヤーアート表札の設置は完了です。いかがですか?左右に傾かずに設置できましたか。設置作業の注意は、やはり、フレームがゆがまないように注意することと、形づくった文字が、曲がったりしないことです。ワイヤーアートの持ち味は、カーリングやゆるいRの形状。もし、設置の途中で形がくずれたら、取り付け完了してから、ラジオペンチで修復してくださいね。これで、全ての作業が終了しました。


次回から、新たなハンドクラフト手法で、表札をつくり始めます。お楽しみに!

ワイヤーで『表札』をつくる⑮

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「HOYOSATSU」の文字をフレームに取り付けました。いよいよ、壁に設置を開始します!


まずは、完成したフレーム付きワイヤーアート表札を、取り付ける玄関の壁や柱に実際に掲げて見ます。どこがいいかな?と位置が決まりましたら、鉛筆でフレームの4隅をマーキングしましょう。イラストのように、壁にはマーキングした鉛筆の印が残りますね。


このマーキングした4ヶ所をドリルで穴あけします。ドリルであける穴の大きさは、使用するビスの太さより、0.5mmぐらい大きいサイズです。一度に4ヶ所あけないでくださいね。最初にイラストの①を穴あけします。この状態で、もう一度、表札をあてて②~④のマーキング位置を確認します。ズレていなければ、①の対角線にある②を穴あけしましょう。念のためもう一度、表札の位置をあわせて③。同じように④の順で穴をあけます。


深さは、表札をビスで挟んだときに調度いい深さにしましょう。あらかじめ、ドリルの刃に、粘着剤のついた紙テープを巻いて、どこまでの深さで穴あけするか印をつけておくと、いいですよ。


穴あけが終わったら、接着剤を穴に塗り込んで、ビスを差し込みます。接着剤は壁の材質にあわせて、選んでくださいね。あとは、乾くのを待つだけです。

ワイヤーで『表札』をつくる⑭

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「HOYOSATSU」の文字がワイヤーアートで完成しましたね!きっと優しい丸みやコミカルなイメージの表札文字が出来上がっていることでしょう。


今回は、形にした文字をフレームにまとめます。全ての文字を横に並べて、全体の縦横の長さを測ります。イラストのように、ちょっと上下左右小さ目の寸法で長方形のフレームをワイヤーでつくります。フレームは長方形であればOKです。固めのワイヤー材料でつくると、しっかりしたフレームになります。角の曲げ方や最後の連結の仕方は、基本技法を上手に活かしてくださいね。ラジオペンチで直角をつくり、最後は重ねて止める要領です。


フレームができたら、文字とフレームを細めのワイヤーで固定します。ワイヤー文字のフレームに重なっている部分に、紐を通すように細めのワイヤーをかけたら、裏側でワイヤーを捻り締めて余分なワイヤーをニッパーでカットします。捻り締めたワイヤーを更にラジオペンチで締め上げて、たたむように折重ねます。(折り重ね方はワイヤーで『表札』をつくる⑥参照)


1文字2ヶ所づつを目安に、上下それぞれを固定しましょう。固定が終われば、完成です。あとは、壁や門柱にワイヤー表札を取り付ければ、全ての作業は完了です。

ワイヤーで『表札』をつくる⑬

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いよいよ最後の文字「U」です。簡単そうに思えますが、Rが多いために、捻れてしまいやすい文字ですので、慌てず時間をかけてつくりましょう。


まずは、カーリングからです。直線ワイヤーの先端をラジオペンチで握って内巻きにカールします。カーリングの始めのほうは小さめに巻き込んでください。


カーリングができたら、直線に伸びるワイヤーを上に向かって大きめのRで曲げ返します。少しずつ丸めていってくださいね。


下の部分のRができたら、カーリングのやや下ぐらいの部分で上に伸びる直線ワイヤーを折曲げます。真下に折り返す要領です。折り返したら重ねてください。


最後にハネの部分をRをつけて曲げ返せば完成です。


ここで、カーリングの大きさと下の部分のRの大きさを調整しましょう。イラストでは、若干カーリングをゆるめて、下のRを小さめにしています。アクセントがついて、とっても目立ちますね。捻れも、このときに修正しましょう。平らな所において、ちょっと押しながら調整するといいですよ。


最後に余分なワイヤーをニッパーでカットして、完了です。意外に難しい形ですので、丁寧に作業してくださいね。次週回は「HYOSATSU」の文字をフレームに取り付けます。お楽しみに!

ワイヤーで『表札』をつくる⑫

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これまで作成した「S」や「A」に比べると、とても簡単に見えるのが「T」です。カーリングと、ゆるい2つのR、途中と最後の折り返しで形をつくります。全体のバランスも最後に調整しやすい文字ですから、きっと上手にできますよ。


まずは、ワイヤーの先端をカーリングです。ごく普通の小さくも大きくもない基本的なカールを行いましょう。


カーリングができたら直線のワイヤーを上から下にヘアピン状に曲げ返します。カーリングを左に見て、曲げ返したワイヤーが後ろに回りこむ方向で、返してくださいね。


ヘアピン部分が小さくなるように、締め返したら、下に向かって伸びる直線のワイヤーを左上に「U」字を描くように曲げ返します。少しずつ大き目のRをつくっていく要領です。


「U」字になったら、左上に伸びる直線のワイヤーを下に折り曲げます。後ろ側に回るように折ってください。手前のRを描いたワイヤーに重ねるように右側の横位置にズラしせば完成です。


最後は余分なワイヤーをニッパーでカットしてください。全体の形は指で押さえながら最後に調整してくださいね。次回は「U」の字です。ここまで上手にできた方は、とっても簡単ですよ!

ワイヤーで『表札』をつくる⑪

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前回の「S」は、ちょっと難しかったですね。今回は「A」です。


最初にワイヤーの先端をカーリングします。小さなカールになるように、ラジオペンチの先でキュッと絞っていきましょう。クルリとカールしたワイヤーの直線部分、下のほうに大きめのRをつけていきます。少しずつ丸めていくのが綺麗にできるコツですよ。Rができたら今度は上のほうを丸めます。ゆるいRを付けるように、ここも少しずつ丸めましょう。


「A」の文字の尖った部分をつくるために、ゆるいRの先を裏側に折り返します。そして、折り返したワイヤーを右にずらしましょう。ズラしたワイヤーを左に丸め上げヘアピンを描くように右に丸め返します。Rは大きめですので、ここも少しずつ丸めましょう。


ヘアピン状のRの先端を前に掛け合わせるように重ねて、最後のハネをつくるように上に丸め返します。あとは、余分なワイヤーをニッパーでカットすれば終了です。


Rで形をつくることが連続する文字ですね。「S」のような極端な折り返しは少ないのですが、ゆるいRが多いことで、ラジオペンチを細かく動かす必要があります。最後に形を微調整して綺麗にしてくださいね!次回は「T」です。

ワイヤーで『表札』をつくる⑩

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さて、前回までで、「HYO」までいきましたね。今回は「S」です。かなりクネクネと曲がった部分のある文字ですから、ラジオペンチを自在に操りましょう。


まず、直線ワイヤーの上端から5cmくらいの部分をラジオペンチでつまみ、2つ折にするように折り曲げます。折り曲げた長い方のワイヤーを角から1cmぐらいの部分からイラストのように右側にくの字に折り曲げます。


次に、くの字に折り曲げたワイヤーを1.5cmぐらいのところで曲げ返します。イラストの下段いちばん左のような形です。更に、ヘアピンのように、もとの右方向に折り曲げましょう。ここまでくれば、あとはRをつくっていく作業です。


「S」の下のふくらみになる大きめのRを少しずつ丸めていきます。そして、S字を描くように反対側に丸みをつけましょう。ここで一旦、10cmぐらいワイヤーを残してニッパーでカットしてからカーリングするとつくりやすいですよ。最後のカーリングは、外側の丸みをつけながら、内側の小さなRをつくっていく要領になります。カーリングが終わったら、バランスを考えながら余分なワイヤーをニッパーでカットして完成です!


ちょっと難しかったですね。何度かつくり直すつもりでチャレンジしてください!次回は「A」です。お楽しみに!

ワイヤーで『表札』をつくる⑨

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今回は「O(オー)」をつくります!丸い形に仕上ますので、単純ですが綺麗につくるのは、ちょっと難しいかもしれません。


最初に直線のワイヤーの先端から10mmぐらいの部分をラジオペンチでつまみます。ギュッと握って、手首をワイヤーの向こう側に返すように折り返します。基本技法のカギ型づくりと同じように曲げてくださいね。


先端を折り返したら、今度はワイヤーの直線の下のほうをラジオペンチでつまみ直します。手首を内側に返して「U」字のRを描いて上方向に曲げ返します。だんだん丸くなってきましたね。


次は「O」の上の部分ですね。上方向に伸びる直線のワイヤーを少しずつRをつけながら丸めていきます。輪になって折り曲げたカギ型部分に届くように丸めましょう。


輪ができたら、丸の中心ぐらいから、内側に向かって更にRを描いて丸めます。


ここまでできれば、筆記体の「O」になりましたね。あとは、余分なワイヤーをニッパーでカットして、最初につくったカギ型に引っ掛ければ完成です。


引っ掛けたら、カギの部分はラジオペンチで締め付けておきましょう。上手に楕円の「O」はできましたか?上の部分を丸め返すときに少しずつRをつけていくのがコツです。次回は「S」のつくり方です。お楽しみに!

ワイヤーで『表札』をつくる⑧

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さて、今回は2文字目の「Y」です。カーリングとRが多い文字になりますので、ちょっと綺麗な形にするのは難しいかもしれません。


まず、直線のワイヤーにイラストのように小さなカールをつくります。カーリングの技法どおりでOKですよ!カーリングができたら、ちょっと大きめなRをつけます。小さなカーリングを囲むように丸めてくださいね。


クルリと丸まったら、今度は、直線の途中から上に向かって半丸のRをつくるように曲げ返します。ちょうど、下のラインが「U」の字になるようにしてください。


次に、上に向かっている直線のワイヤーを今度は下に折り返します。左のカールの上下真ん中ぐらいをラジオペンチでつかんで、カールを左に見て後ろに重ねるように曲げこんでくださいね。


だんだん「Y」の字に近づいてきましたね。下に伸びる直線のワイヤーを今度は上に向かって小さなRをつけるように曲げ返します。「Y」の字の下の部分になりますので、全体の長さを考えて、丸める位置をつかんでください。曲げこみ方は、「Y」の字の後ろ側に入るようにします。


できましたか?できたらニッパーで余分なワイヤーをカットすれば完成です!途中でカーリングと「U」の字のねじれや、下の部分の曲げ返しのねじれなどを、手で上手に調整してくださいね。次回は「O(オー)」をつくります。お楽しみに!

ワイヤーで『表札』をつくる⑦

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基本的なワイヤーアートの技法をマスターしたら、いよいよ文字づくりに入ります!最初の文字はアルファベットの「H」です。


イラストのようにワイヤーの1辺をカーリングします。ちょっと小さなカールの次に大き目のRをつけてみました。お好みで、カーリングは細かくても大きめでもかまいません。


次に、「H」の文字の左側の縦線になる長さの位置で折り曲げます。曲げる部分をラジオペンチで挟む込み、強めに握って裏側に折り曲げます。ワイヤーが1本に見えるように重なるまで折ってくださいね。


左の縦線ができたら、裏返して、ちょうど真ん中ぐらいの位置で、くの字に曲げます。「H」の中央の横線です。


続いて上に向かってくの字に曲げます。これで、「H」の右側の縦線のラインが決まりました。左右の縦線が揃う高さで左側の先同様に、折り重ねます。


「H」の文字ができましたね。最後に、はねのRをつくりましょう。ラジオペンチで大き目の曲げをつくるイメージです。スリ棒などを使って丸めてもいいですよ。


はねができたら、適当な位置でワイヤーをニッパーでカットしましょう。これで、「H」の文字が完成です。


正面から見て、カールの向きやワイヤーの重なりを綺麗に見えるように微調整してくださいね。もし、カールが斜めになっていたり、はねが曲がっているようでしたら、平らな場所に押し当てながら、手で調整をしてください。


次回は「Y」の文字です。お楽しみに!

ワイヤーで『表札』をつくる⑥

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2本のワイヤーをつなぐ方法は、つなぎ方によって様々です。今回は、重ねるように並べたワイヤーの結合方法をご紹介します。


イラストのように、2本のワイヤーを揃えて並べましょう。隙間なくぴったりと、くっつけるのがコツです。そして、別のワイヤーを3回巻きつけて、並べた2本が動かなくなるようにします。


巻きつけた1本のワイヤーの両端部分が上下に伸びていますね。この両端2本を捻りよるようにして、締め付けていきます。イラストのように、紐を編むような感じで捻りましょう。


捻り締めができたら、余分な部分をニッパーで2本ともカットします。カットできたら捻られた部分をラジオペンチの先(細い先端部分)で摘んで、並べて締め付けた2本のワイヤーの裏側に折り曲げます。できるだけ、でっぱりが少ないように、ぴったりと折り曲げて揃えた2本のワイヤーに添わせましょう。


これで、結合は終わりです。裏面にきちんと捻りよったワイヤーのコブが隠れるため、表側から見ると、きれいな巻きつけ部分しか見えません。捻りよるときに、やや隠す側に近づけて締め付けると隠しやすいですよ!この結合方法も基本的な手法ですので、覚えてくださいね。


それでは、次回から、いよいよ文字づくりの方法をご紹介します。お楽しみに!

ワイヤーで『表札』をつくる⑤

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今回は、丸く輪をつくったワイヤーの連結です。ワイヤーアートで小物入れやちょっとしたワイヤーラックを作る場合などに、よく使われる基本的な技法です。覚えてくださいね。


材料を購入すると、ワイヤーは輪の状態で丸められて袋に入っていますね。この丸まった状態を利用しましょう。ちょうど、円を描ける長さの部分をニッパーでカットしてください。


カットできたら、イラストのように先端の一方の端から1cmぐらいの部分を摘みます。そして、ラジオペンチで先端を挟みましょう。ワイヤーを摘んだ指に力を入れて固定し、ラジオペンチを持った手を外側に返します。鍵型、フックの形に曲がりましたね。


次に、もう一方のワイヤーの先端も同じようにフックにします。これで、ワイヤーの両端を鍵型にできました。どちらか一方を、もう一方に対して垂直になるよう指先で捻じ曲げます。最終的にワイヤーの両端を引っ掛けますので、捻じ曲げる方向はイラストを参考にしてください。


ワイヤーの両端を引っ掛けたら、それぞれの鍵型をラジオペンチで締め付けて固定完了!作業の途中で、できるだけワイヤーの円を崩さないように注意してくださいね。きれいな輪をつくるコツですから。


次回は、2本のワイヤーを揃えて結合する束ねる基本技法をご紹介します。お楽しみに!

ワイヤーで『表札』をつくる④

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2本のワイヤーをつなぐ方法を今回はご紹介しますね。これもカーリングと同様、基本的な技法ですので、覚えてください。


まず、最初にワイヤーの先端が1cmぐらい顔を出すように摘みます。そして、ラジオペンチでワイヤーの先端から5mmぐらいの場所を掴みます。掴んだら手首を外側に返してカギ型に丸めます。イラストのようなフック状に丸める工程です。


次にまっすぐなワイヤーにカギ型に加工したワイヤーを引っ掛けます。T字型になった2本のワイヤーをイラストのように左手で固定してください。


しっかり2本のワイヤーがズレないようにしながら、結合部分の真上をラジオペンチで挟み、締め付けます。更に、2本のワイヤーを固定したまま、結合部分のちょっと下、カギ型の先端部分をラジオペンチで掴みなおして締め付けましょう。これで、T字型の結合が完了しました。


ワイヤーアートは一筆書きのように、1本のワイヤーで文字や形をつくっていくイメージがありますね。今回の表札をワイヤーでつくる場合は、この1本を丸めて曲げて折り返しての加工を頻繁に繰り返します。


一つひとつの文字が完成した後は、複数の文字をつなげていく工程になりますので、2本のワイヤーを結合する基本的な方法が必要になってきます。つなぎ目が動かないように固定できるように、何度か練習してくださいね。それでは、次回をお楽しみに!

ワイヤーで『表札』をつくる③

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ワイヤーアートの基本は、先端のカーリングという技法です。ワイヤーをラジオペンチでクルくるっと丸める技ですね。今回は、この基本的な技法を解説します。


まずは、イラストのようにワイヤーの先端から2cmくらいの部分を左手の人差し指と親指で押さえます。下から左手の中指で支えて親指と挟むようにするとワイヤーが安定しますよ。


次にラジオペンチでワイヤーの先端部分をつまみます。先の2~3mmの部分をつまんでギュッとペンチを握りましょう。力を入れすぎるとビニールコーティングしてあるワイヤーは、ペンチのギザギザが残ってしまいますので、力加減にご注意を。ラジオペンチを握った右手の手首を外側に返して、ワイヤーの先端を小さく丸めます。


小さな丸ができたら、ワイヤーをつまむ位置をイラストのようにズラして、ラジオペンチでつまみ、もう一度くるりと右手首を返してください。イラストのように、少しずつワイヤーをつまむ位置をずらしていき、何度も細かく、この動作を繰り返します。きれいなカールをつくっていくコツは、少しずつ丸めていくことです。


いかがですか?上手にできそうでしょうか?以外に難しい技術ですので、何度か練習して慣れてください。カールができたら、平らなテーブルの上などで、カール部分が浮き上がってこないように、圧力をかけて平らにします。厚めの本などで押すのもいいですよ。


次回はワイヤーアートの別の基本的な技法をご紹介します!

ワイヤーで『表札』をつくる②

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ワイヤーアートで表札をつくるための材料と道具をご紹介します。


まずは、材料となるワイヤーです。ここでは、カラフルなカラーに表面をビニールコーティングされたワイヤーを参考にしました。初めて使うワイヤーの太さは2.0mmぐらいがいいでしょう。硬さも調度よく曲げやすいものです。ワイヤーの長さは5m~10mで販売されています。また、アルミ線にブラウンやパール、ゴールドのカラーコーティングをした材料など、多種多様にありますので、イメージにあわせて、ご購入くださいね。


加工するために必須の道具は2つです。先の長細いラジオペンチとニッパーです。ラジオペンチは、ワイヤーを挟んで曲げるために使います。形をつくっていくために使う道具ですので、大きさなど自分の手に馴染むものを選んでください。ずっと持っていますので重さにもご注意を。ニッパーはワイヤーをカットするための道具。大きすぎずに使いやすそうなものを選んでください。


その他にあると便利な道具が、大きなカーブをつくるための丸い棒です。料理を保存するときに使うラップの芯や、ゴマなどを擦るために使う木の棒でも大丈夫です。太さが色々と選べると便利ですので、家の中の丸棒型のものを探しておくといいでしょう。


ワイヤーを、ある程度の長さに切ってから形づくりをすると、どうしても余分なワイヤーをカットしなくてはなりません。細かなワイヤーを入れるための受け皿用に箱があると便利ですよ!

ワイヤーアートで『表札』をつくる①

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ワイヤーアートをご存知ですか?細い針金を、先の細いラジオペンチで丸めて、様々な文字や形をつくるハンドクラフトです。ワイヤーアートを楽しむ方は、文字だけではなく、小物入れやキャンドルスタンドなど、インテリア雑貨を手づくりする方がたくさんいらっしゃいます。


今回からは、ワイヤーアートの基本的な技法をご紹介しながら、文字をワイヤーで形づくり、表札をつくっていきます。イラストは、大文字のアルファベットHYOATSUをワイヤーで形にした完成図です。


ワイヤーアートに使われる針金には、様々なカラーの、ビニールカバーがされているものが、あります。好みに合わせて、カラーを選べば、カラフルな仕上がりのクラフト作品が制作できるのです。また、銅やゴールド、シルバー調の針金を使えば、アンティークな仕上がりにもできます。


ワイヤーアートの特徴は、針金の端をクルクルっと丸める技法。ワイヤーの端をラジオペンチでつまみ、くるりと丸め、そのまま大き目の丸をつくることで、渦状の形にします。基本的な技法ですので、練習しましょう。


次回は、基本的な材料と道具のご紹介をします。楽しんでワイヤーアート表札をつくっていきましょう。お楽しみに!

和紙で『表札』をつくる⑩

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さて、和紙表札のベースも完成し、お好みのフレームも取り付けが完了しましたね。


いよいよ、表札の取り付けです。玄関や門の壁は、どのような材料でできているでしょうか。コンクリート。レンガ、ちょっと石目のタイル。木製の板。ご自宅によって塀や壁の材料は様々ですね。材質によって、表札を貼り付けるための接着剤は異なります。


コンクリートの塀や壁であれば、コンクリート用接着剤。レンガや石目のちょっとザラついたタイルは石・金属・プラスチック用の接着剤。木製の壁や塀であれば、木・プラスチック用の屋外でも使用可能な両面テープ。材料に適した接着剤をホームセンターで選んでご購入ください。


接着剤が用意できたら、表札の裏に塗ります。コンクリート用接着剤は、表札の裏面に盛るように、やや多めに着けます。石・金属・プラスチック用は、貼り付ける壁や塀側にも凹凸を埋めるように多めに塗りつけて、少し乾かしてから表札の裏面にも接着剤を塗って貼り付けます。板に着ける両面テープは、ます表札の裏面に貼り付けましょう。


取り付ける位置を決めて、鉛筆などで印をつけます。壁や塀の埃をぬぐってから、表札を水平に貼り付けます。直ぐに接着剤は乾きませんから、接着剤が少し乾いてから貼り付けるといいです。ずっと押さえていられませんから、フレームの端にガムテープを着けて、壁や塀に仮止めすると、いいですよ。

和紙で『表札』をつくる⑨

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和紙の手づくり表札も、デザインが完成し、表面保護の塗装も終わりました。出来栄えは、きっと納得の逸品になっているはず。


繊細な凹凸と染め柄で見せる和紙表札です。優しいデザインで仕上がったベースに、アクセント用のフレームを付けましょう。フレームといっても、基本的には飾りです。和紙のイメージを引き立てるための素材と方法を考えます。


イラストの例は、幾何的なデザインの和紙表札には、あえて直線的な金属フレームか、樹脂のフレームを組み合わせています。和紙の柔らかなイメージをベースにした幾何的な構成ですから、ハッキリとしたメリハリの出る素材を選びました。


もう一つ、和紙の染め柄を活かして、シンプルですが味わいのある風景のようなデザインには、イメージにプラスアルファのマテリアルとして、木製の角材を上下にアクセント配置しています。海岸に流れ着いた流木をイメージさせるように、木目のハッキリとした明るめのカラーの材料を選びました。表札の4辺すべてを囲んでしまわず、帆船の帆をイメージできるように上下のみに装飾しています。


和紙表札のデザイン、イメージを、より見る人に伝えるマテリアルとレイアウトを考えてくださいね。どちらも表札サイズにカットして、接着剤で貼り付けるだけです。もし、金属や木製のフレームで雨が気になるようでしたら、保護用に塗装を行いましょう。次回は、表札の取り付け方法です。

和紙で『表札』をつくる⑧

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和紙表札のデザインは完成しましたね!どんなデザインに仕上がったのでしょうか?きっと、ナチュラル感あふれる心和むデザインになったことでしょう。


幾重にも重ねた和紙のちぎりや帯、風景のパーツ。接着剤は乾きましたか?完全に乾いたところで、仕上げに入ります。


透明の塗料で表面をコーティングします。この時の塗料は透明であることはもちろん、接着剤との相性も大切です。接着剤がシンナー系のものであれば、塗料は水溶性のものがいいでしょう。塗料をぬっているうちに、接着剤がラッカーシンナーで溶けることがありません。水溶性の木工用ボンド等で和紙を接着された方は、水溶性の塗料でもかまいませんが、塗料の乾燥が速いラッカー系をお勧めします。また、つや消しかつや有りで、塗った後の雰囲気も違いますので、つやは無い方がお勧めです。


さて、デザインによって塗り方は若干違ってきます。凹凸が多いデザインの場合は、刷毛でこすっていると、せっかくの和紙が剥がれてしまうこともありますので、少したっぷり目に塗料を刷毛に含ませて、上からトントンと刷毛を置くように塗っていきます。逆に、風景のように凹凸が少ないものは、横に刷毛を運んで塗ります。この時、刷毛の方向を左右・上下にするのではなく、左から右、上から下というように往復させないで同じ方向で塗りましょう。往復させると空気の泡ができやすく、塗料が平らに塗りずらくなります。焦らずに塗りましょう。

和紙で『表札』をつくる⑦

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 ちぎり、風景、帯のアクセント。そろそろ和紙でつくる表札のデザインも完成に近づいていますね。
どんなイメージのデザインができたのでしょうか?
和紙の柔らかな質感と染め柄の自然な雰囲気が、きっと見る人の心を和ませてくれることでしょう。


 ベースのデザインが完成したら、次は大切なお名前の部分です。
イラストは、わかりやすく幾何的なデザインのベースを例にしています。
最初にご用意いただいたワープロでつくったお名前の出力と、文字用の和紙を用意します。
イラストは黒い和紙ですが、色や柄はお好みで選んでくださいね。
文字用の和紙の上に、お名前の印字された出力を重ねます。
テープなどで仮止めして和紙と出力がズレないようにしてから、カッターで切り抜きましょう。

 一つひとつの文字を切り抜いたら、ベースのデザインの上でレイアウトしていきます。
イラストでは、横に整列させていますが、必ず水平にまっすぐ並べる必要はありません。
ご自分のイメージで文字の配置も決めてください。


 レイアウトが決まったら、テープで仮止めして、接着剤で貼り付けます。
ベースの柄によっては、文字の表面に段や凹凸が出来る場合もありますが、
それも和紙手づくりの味です。雰囲気良くまとめてくださいね。
ベースデザインにお名前の文字を貼り付ければ、ほぼ、完成です。
接着剤を完全に乾かしてください。


 次回は表面を仕上げるための塗装に入ります。次回をお楽しみに!

和紙で『表札』をつくる⑥

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 和紙ちぎりによる有機的なパターンデザイン。和紙そのものの染め柄を生かして風景をつくる。
2つの手法によって、静かな中に味わいのあるデザインができましたでしょうか。
もちろん、風景の中にちぎりによって、雲や波や花びらなど、描いていくのも素敵なデザインができますね。


 今回ご紹介するのは、帯によるデザインアクセントです。
細長い長方形の帯状に和紙をカットして、デザインの一部にしていきます。
まずは、和紙の染め柄、色合いから、何を帯にするのかを決めます。
もちろん、帯をアクセントとして使用するベースデザインのカラーと、
バランスよくカラーレイアウトができる柄を選んでくださいね。


 どの和紙を使うかが決まったら、大まかでかまいませんので、
和紙をカットして帯をつくります。
実際にベースになるデザインの上に当ててみて、幅、色のコントラストや
アクセントイメージを確認します。
ここで、色・柄が納得いかなければ、別のものに。
ちょっとアクセントが強すぎるようであれば細くカットするなど、調整してください。


 この後に文字を入れることを考えながら位置を決めます。
決まったらテープで仮止めをしてから、接着剤で貼り付けます。
イラストは水平ですが、斜めにしたり、帯同士を重ねてみたりとレイアウトを検討してください。
上下左右に、はみ出した帯はカットするだけですから、気楽にレイアウトを楽しんでくださいね。

和紙で『表札』をつくる⑤

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 さて、前回の和紙ちぎりで制作する方法は、いかがでしたか?
手でちぎることで、ちょっとした味わいが感じられたと思います。


 今回ご紹介するのは、和紙の染め柄そのものを活かした風景づくりです。
流れ染めの緩い縞模様を使って、イメージする景色をつくります。
まずは、前回と同じようにテーマを決めます。
ここでは、流れ染め2種類を使った風景づくりのため、「夕暮れの海」としました。
実際の夕暮れの海は、海面の色も暗めになり、空のオレンジが写し込まれますが、
見る人が何を描写しているかがわかるように、
染め柄を活かして色のメリハリがつくような和紙を選んでいます。


 ベースになる2枚の和紙を並べて見ます。
そして、仕上がり寸法をくり抜いた窓のある紙のフレームを用意します。
このフレームの窓に入る部分が表札になります。
上下左右ちょっと斜めなど、フレームを使ってトリミングをします。


 2枚の和紙の面積の比率や柄の部分など、トリミングで位置が決定したら、
鉛筆で窓に沿ってカット線を引きます。
カット線に沿って定規をあててカッターで切ります。
このとき、2枚の和紙がずれないように、セロテープなどで仮止めすると作業はしやすくなります。


 和紙の柄で味わいのある部分、組み合わせたときの色々なイメージのトリミングを楽しんでください。


 次回をお楽しみに!

和紙で『表札』をつくる④

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 それでは、制作に入ります!まずは、和紙をちぎってデザインする方法です。
かなり感覚的な制作方法ですので、イメージをわかせる方法から、ご紹介しますね。


 最初に、用意した材料の和紙を並べて見ます。
ご購入された際に、ある程度はイメージが浮かんで選ばれたと思いますが、
それぞれの和紙の染め方やパターンを見ながら、何をデザインするかテーマを決めます。
和紙の染め柄をきっかけに、これまでの楽しい経験や感動した事、好きな場所など、
思い出してみてください。
特に印象に残っている景色などを次々に記憶から蘇らせて、
目の前の和紙で表現できそうな題材をテーマとして選びます。


 テーマが決まったら、大きく、小さくと和紙をちぎっていきます。
ベースとなる和紙を1枚置いて、眺めながら配置する和紙をちぎりましょう。
細かくちぎった和紙を複数密集して配置するのがいいのか。ちょっと大胆にちぎって、
1枚置いたほうがいいのかなど、考えながらちぎります。


 ある程度イメージが決まって、ちぎり終えたら、実際にベースの和紙の上に配置して見ます。
もし、ここで印象が違うようでしたら、イラストのように背景を違う染め色の和紙に変えてみたり、
ちょっと異なった部分のパーツ(例えば木の葉をイメージしたちぎり和紙など)を加えてみたりと
色々試してみてください。


 納得のいくレイアウトと和紙のちぎり具合ができたら、次の工程、名前部分の作業です。


 次回は、別の制作方法をご紹介します。

和紙で『表札』をつくる③

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 前回は、どんなデザインにするのか。参考例をご紹介しました。
染め方や色合いでイメージが様々になることが、おわかりいただけたでしょう。


 今回は材料のご説明です。まずは、前回のデザインのご説明でも登場しました新しい材料が、
イラストの黒い和紙「うす紙無地染め」です。
むらが少なく染められたもので、淡い色から濃いめの色まで色数も豊富です。
表札の文字の部分やアクセントに使うとデザインにメリハリが付きます。


 さて、準備するのは、頭を悩ませて選んだ数種類の和紙。
そして、表札のお名前の文字や考えたデザインどおりにシャープにカットするための定規にカッター、
鉛筆、消しゴム、仮止めののりです。
お名前の文字は、パソコンのワープロソフトなどで金工でご紹介したとき同様に大きめに
プリントアウトしておきます。
材料として、表札のベースになる板を用意します。ここでは、雨のことを考えてプラスチックにしました。
和紙は色がすけてしまうので、白に近い色がいいでしょう。アルミなど金属製の板でもかまいません。
あまり重くならない材料を表札サイズにカットしましょう。
次は、和紙を接着するクリアボンド。薄い和紙の色が濁らないように透明のものを使います。
仕上げとして表面を最後に保護するための透明の塗料と刷毛。


 これで、材料は揃いました。ハサミやセロテープなどは、必要に応じてお使い下さい。

 次回は、いよいよ制作です。

和紙で『表札』をつくる②

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 前回は、大切な材料、和紙の染め方についてご説明しました。インターネットで調べてみてください。
ご紹介した種類より、もっともっと沢山の染め方や厚みの和紙があります。
今回は、ご紹介した「むら染め」「まだら染」「ながれ染め」の和紙に「無地染め」を加えた
デザイン例をご紹介します。


 まずは、和紙といえば手でちぎる「ちぎり絵」が有名ですね。
名前の通り手でちぎって貼り付けるもので、とても自然な風合いになります。


 イラストの①はベースの水色のむら染めの上にグレイと緑のまだら染めをちぎって重ねました。
同じように②は赤をベースに貼り込んでいます。
大きめに大胆にちぎって貼り、細かな部分は小さくちぎって重ねます。
③はちぎらずに帯状に数種類を組み合わせました。
④と⑤はベース+ちぎりに、楕円と長方形の幾何的な形を加えたものです。
⑥はあえて細長い帯状の長方形をながれ染めでつくり、ちぎりを重ねています。
⑦と⑧は、ながれ染めの風合いを活かすために直線的にカットして、夕暮れの空と海の風景を描いています。
⑨は、更に波のイメージと赤く染まる雲のイメージをちぎりで加えました。


 どの例も、とても簡単にできるものです。組合せで、雰囲気が変わりますね。
どんなイメージにするのか。テーマを決めて和紙を選びましょう。


 コツは、イメージの極端に異なる染め方や色を揃えることです。
黒文字の部分は、色の濃い無地染めの黒をイメージしています。


 和紙の風合いを楽しんでデザインを考えてくださいね。

和紙で『表札』をつくる①

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 今回からは、表札を和紙でつくる方法です。今までより、重労働ではありませんが、
素材となる和紙の色・柄選びに頭を悩ませる方もいらっしゃるかも知れません。
簡単にご説明すると、数種類の色・柄の和紙を組み合わせてデザインし、
表札の文字も和紙を切り抜いて貼り付ける。和紙を切って貼る表札づくりです。


 では、初回は和紙の種類をご紹介します。


 和紙の厚みは大きく3種類あります。最も厚い「厚和紙」一番薄い「うす紙」、中間の厚みの
「うす楮和紙」です。
ご存知の方が多い和紙のちぎり絵は、「厚和紙」が使われます。
「うす楮和紙」は押し花のクッションにちょうどいい材料です。
今回は接着剤で貼り合わせるために、厚みの薄い「うす紙」を用います。


 材料は、色と柄の好みで選ばれると思いますが、どのようなデザインの表札にするかを、
材料を選びながらイメージしてください。


 図のように、濃淡の色むらができるように染めた「むら染め」は様々な形に切り抜いて使う
アクセントに適しています。
白と染め色のまだらでパターンができる「まだら染め」は、ちょっと不思議なイメージづくりにピッタリですね。
色が横に流れるように染められた「ながれ染め」は、空や海のイメージを描くのに最適ではないでしょうか。


 染め方それぞれに沢山の色がありますので、テーマを決めて材料を選んでください。
表札にどんな思いを込めるのかが、和紙選びのポイントになります。


 楽しんでくださいね。

木で『表札』をつくる⑩

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 皆さんのお手元には、寄木風木工表札が完成されたことでしょう。いかがでしたか?
木材を木肌のもつ色で選ぶことから始め、カラーの異なる木のピースを
どのようにレイアウトするかを考えました。
種類によって異なる濃淡や木目の細かさなど、きっと楽しんでいただけたことでしょう。


 のこぎりで板を切るのは、意外に難しかったのではないでしょうか。
また、やすりがけも、かなりの重労働だったと思います。
そして、切り文字選びですね。どんな材料に最後は決められたのか。とても興味深いものです。
接着と木固め剤の塗装は、時間もかかり気長な作業となりました。


 初回に事例としてデザインパターンを3つご紹介しました。寄木風は作業工程のご説明で、
最後の完成イメージもご理解されたと思います。
残り2つのデザインについて、面取りの違いでどのように仕上がりが変わるのかをお見せして、
“木で『表札』をつくる”を締めくくらせていただきます。


 デザイン2のラインアクセントは、人肌色に近い桜の板を広く使い、オーク材とチーク材を細長く
レイアウトしたデザインです。


 デザイン3は、上下ライン。少しラインに動きがついたことと、上下で挟み込むことで、
イメージをカントリー風にしてみました。


 どちらのデザインも面取りを小さくするとシャープな趣に近づき、大きく丸くすることで
ナチュラルさを増します。是非、お好みのデザインをお考え下さい。

木で『表札』をつくる⑨

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 接着剤が乾燥したら、表面保護のための木固め剤の塗布です。木固め剤と刷毛を用意してください。
塗り方は、新聞紙などを広げて敷き、その上に木工表札を置きます。平らな場所で作業してくださいね。
壁に立てかけたり、斜めにしていると木固め剤が流れてしまいます。


 よく平らにして塗ると塗料が溜まってしまう方がいますが、1回に塗布する量が厚すぎるために
起こります。1回に塗る量は、薄く塗り乾燥させてから2回目、3回目と重ね塗りをしましょう。
平らな場所で塗ると、木固め剤が自然に均等に広がって塗布面が平らにキレイになります。
他の塗装の場合も同じですので覚えておいてください。


 面取りが小さく表札がフラットな仕上がりの方は、刷毛先を板と平行になるように動かして塗ります。
面取りが大きく丸みが強い仕上がりの場合は、ピースとピースのつなぎ目に木固め剤が届くように、
刷毛をやや傾けて毛先が溝に入り込むように塗ってください。必ず1回ごとに乾燥させ、乾いてから
塗りましょう。3回を目安に縁の部分も含めて塗り終わったら、よく乾燥させます。


 塗布作業が終わったら、ヒートンや縄など、お好みにあわせて取り付け具を表札に付けます。
ヒートンなら取り付け位置を錐(きり)で最初に軽く穴を開けてねじ込みます。縄の場合は左右の
端をくくりつけるように縛って止めて掛けひも部分を通します。
いかがですか。取り付け具でもイメージは変わりますね。


 次回『木工表札』の最後は、他のデザインもどんな形になるのかをご紹介します。

木で『表札』をつくる⑧

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 前回までで、ピースの面取り作業は完了しましたね。仕上がりはどうですか?
ピースの直角とフラットさを活かして軽く面取りをした方。より、立体的に角を大きく丸くした方。
それぞれ、ハンドクラフトの味わいがピースにでてきませんか?


 3種類の色が異なるピースが完成したら、いよいよ接着です。
紙やすりをかける時に使った作業板をベース板にするために、表札サイズにカットします。
ベース板を金属にした方は、金のこぎりでカットするか、新たにベース板用の板材をご用意下さい。


 ベース板の準備ができたら、ピースを上に接着していきます。
接着剤はあまり沢山付ける必要はありませんが、底面とピース同士の接合面には平らに
丁寧に塗ります。手で塗るのが嫌いな方は、小さなヘラをご用意下さい。


 ピースをデザイン通りに並べて接着ができたら、今度は表札用の文字の接着です。
ここでも、あまり沢山接着剤を塗らずに、底面に平らに塗って貼り付けます。


 いかがですか?色と木目の表情が異なる3種類の木材からつくったピースは、
一つひとつが表情を変えているはずです。リズミカルに並んだ寄木のような雰囲気に仕上がりましたね。
切り文字も種類によってイメージが変わりますので、プラスチックや金属的なデザイン、木肌を活かした
ものなど、色々なコーディネートを楽しんでください。


 次回は最後の仕上げ、表面の保護塗料となる木固め剤の塗布です。

木で『表札』をつくる⑦

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 ここまで、おケガはありませんか。のこぎりを挽き板からピースをつくりました。
そして、木端となったピースの切り口(小口)を紙ヤスリで平らにしましたね。
いかがでしたか、若干斜めになってしまったり、幅が小さくなってしまたりと、
初めて木を加工するときには、ちょっとした失敗は付き物ですね。


 ヤスリがけが終わったピースは、角が直角になっているかを、
平らな作業板の上に立てて確認します。イラストのように長辺と短辺それぞれで
向きを変えて立てることで、仕上がり具合をチェックしましょう。
実際にピースを並べてみると、隙間ができたり、幅が合わないなどあるかと思いますが、
ハンドメイドの味と思って先に進みます。


 ピースを並べた時に、立体感がでるように面取りをします。
イラストのように、ピースの上になる面の4辺の角をちょっと丸くするつもりで、
紙ヤスリで表面をなぜます。

 丸みを強める場合は、ハンドサンダーでサッとこすった後に、紙ヤスリで再度角を整えます。
角を大きく削って、並べたときの立体感を強めると、更に面白い仕上がりにもなります。
大きく丸みをつける場合は、クランプでテーブルの角にピースを固定して、ハンドサンダーで
少しずつ丁寧に削ります。先に2つの長辺を削り、次に短辺を削って、最後に4つの角を丸く仕上げる
手順で進めると、きれいな丸みになります。
ピースが小さいですから、クランプでキチンと固定してください。ハンドサンダーで削っている途中に
クランプが外れてケガをすることがありますので、くれぐれもご注意ください。

木で『表札』をつくる⑥

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 のこぎりは上手に使えたでしょうか?真直ぐに木の板をピースにカットができていれば、
やすりがけの作業は、とても簡単です。


 では、ピースの断面を平らにする作業に入りましょう。
まずは、最初に用意した作業板と紙やすりをイラストのようにガムテープで固定します。
断面を平らにするためには、紙やすりをできるだけフラットな状態で使うことがポイントです。
そのために、表面がフラットな作業板の上に紙やすりを1枚まるごと止めるのです。


 固定が終わったら、ピースの断面を上から垂直に力を加えるように意識して、
紙やすりの上で動かします。寸法線の直線と水平に削れているのか横から見て注意しながら
やすりがけをします。コツは、あせらずゆっくり確認しながら前後に動かすことです。


 最初は目の荒い紙やすりを使い、だいたい平らに近づいたころから細かい目の紙やすりに変えると、
微妙な幅で平らにできます。


 断面の凹凸が大きい場合は、ピースをテーブルの角にクランプで固定して、ハンドサンダーを使って
平らに削るほうが、作業は短時間で済みます。クランプでピースを固定するときには、必ず当て木を
使ってください。のこぎりを挽いた時と同様にクランプの圧力で木がへこまないようにするためです。


 いくつかピースの断面を平らにできたら、並べてみましょう。隙間ができないか、斜めにならないか
など、複数ピースをつなげた状態を確認します。


 紙やすりで指の皮をむいたり、力を入れすぎて作業板ごとテーブルから飛ばさないように注意して
くださいね。

木で『表札』をつくる⑤

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 さて、3種類の板に寸法線を書き込んだら、いよいよピースのカット作業に入ります。
では、まずのこぎりを挽く基本をご説明しましょう。のこぎりで板を切るときは、真上からのこぎりの刃を
見ながら挽きます。このとき、真直ぐ板に対して直角にのこぎりの刃を立てるように挽きます。真上から
見て、1本の線に刃が見えていれば、直角に挽けている状態です。斜めになっているとイラストのように
左右どちらかに傾いた分、のこぎりの刃が面で見えてきますので、ご注意ください。


 のこぎりは、両刃でしょうか。イラストのように左右に刃が付いているのこぎりを両刃のこぎりと
いいます。両刃のこぎりを使う場合、横挽きと縦挽きで刃が違うことにも注意が必要です。
板の繊維に対して直角方向になるように、繊維を切る場合は横挽きを使い、繊維に対して並行になる
ように、繊維に沿って切る場合は縦挽きの刃を使います。のこぎりの刃が片方だけのものは、横挽き
用の刃がついています。横と縦の刃を見分けるには、ギザギザの荒いほうが横挽き、刃が大きめで
スッキリした感じが縦挽きです。イラストに横から見た刃先と断面を描いておきましたので参考にして
ください。


 実際に板を切る場合は、クランプでテーブルの角に固定して板が動かない状態でのこぎりを
挽きます。このとき、板を直接クランプで固定すると、圧力で板がへこんでしまうので、当木を
イラストのように重ねます。


 くれぐれもケガのないように作業をしてください。
あせらず真直ぐに寸法線に沿ってのこぎりを挽きましょう。

木で『表札』をつくる④

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 前回は、色画用紙を使って木のパズルを楽しむように、3種類の色の異なるウッドピースの
レイアウトを考えました。方法としてご紹介したのは、同じ色が上下左右、隣り合わせになら
ないように配置することで、動きを出すレイアウト手法でしたね。


 今回は、3種類の板を切ってピースを作るための採寸の仕方です。
3種類のピースは、基本になる寸法が同じ大きさの25mm角正方形にしていました。
まずは、25mmの高さで横線を引いていきます。1本の横線を引いたら、1mmの間隔を開けて
次の25mm高さの位置で横線を引きます。ピースとピースの間を1mm開けて線を引くのです。
のこぎりで板を切り出す際に、のこぎりの歯厚分が必ず削れてしまいます。
また、切り口を紙やすりで削って平らにするので、ちょっと余分な高さが必要になるためです。
もし、のこぎりの歯厚が太めでしたら、この開ける間隔を2mmにしてもいいでしょう。


 桜、チーク、オークと3枚とも横線が引き終わったら、必要なピースの数だけ縦線を引いていきます。
全てを25mm角ピースででつないでいくのでしたら、正方形の必要数だけ縦線を引いてください。
2つ分を1つのピースにする場合は50mmの位置に縦線を引いてください。この縦線を引く場合も
ピースとピースの間には1mm~2mmの間隔を横線の時と同じように開けてください。


 木工の材料採寸では、必ずこの間隔開けをします。次回はのこぎりで真直ぐに木を切る方法です。

木で『表札』をつくる③

木工表札3


 木の板は何種類を用意しましたか?事例では、桜、チーク、オークの3種類を使っています。
では、この種類の異なる3種類の板がもつ、自然な色を使って表札をデザインする作業に入りましょう。


 今回の事例は、長方形の木片を組合せてデザインしますので、木の色に近い色画用紙を3枚
用意します。肌色は桜の板、黄色はチーク、茶色はオークです。それぞれの色画用紙を表札
仕上がりサイズ10cm×20cmの長方形にカットします。


 次に、それぞれ長方形に縦横のマス目を描きます。ここでは、25㎜角の四角いマスを鉛筆で
引きました。3枚ともマス目ができたら、黄色と茶色の色画用紙は、カッターで切っていきます。
最初に横長にだけカッターで切りましょう。


 そして、肌色の色画用紙をベースにして、パズルのように黄色と茶色の色画用紙を並べていきます。
まずは、一番濃い色の茶色を縦横隣り合わせにならないようにレイアウトします。茶色ができたら
黄色を並べていきましょう。表札のベースデザインに木の異なった色で動きを表現するために、
同じ色が隣り合わせにならないように配置しました。イラストは平面構成の基本になる、縦横のマス目
(グリッド)を使った、動きを表現するめのレイアウトです。


 同じ長さの木片では、動きに物足りなさを感じる方は、長方形と正方形を組み合わせてカラーレイ
アウトを考えるのもいいでしょう。木のパズルをするつもりで楽しんでレイアウトしてください。

木で『表札』をつくる②

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 それでは、木工を行うための道具を揃えます。今回は、板を切って接着する方法ですので、道具も
少なめです。

 木の板を切るための「のこぎり」、そして、切削作業をしやすくし、接着した木片を固定するために
使用する「クランプ」。直接クランプを木に当ててしまうと傷がつきますので、小さな四角い木片を
「あて木」にします。切削面を平らにするのに便利な「ハンドサンダー」は、取替え可能な平らな板状
ヤスリが付いている工具です。そして、「紙やすり」と「ガムテープ」、「作業版」です。この3つは1セッ
トで使います。作業版の上に紙やすりをガムテープで止めて、切削した木片を平らにするときに使う
のです。


 木のパーツが平らになったら、「透明のボンド」で接着します。ベース板の接着が終わった後は、
仕上げとして「木固め剤」といわれる透明の塗料を「刷毛」で塗って、雨などにあたっても腐らない
ようにします。最後に、表札のお名前は、「切り文字」を並べて接着します。


 簡単ですが、工具と材料をご紹介し、おおまかな作業の流れも少しご説明しました。主な作業は、
「木の板を切って必要なパーツをつくり、接着面を平らにしてつなぎあわせる。」ことになります。


 前回ご紹介したデザインパターンは、ほんの一例ですが、次回から、木の組合せデザイン方法の
ご紹介に入ります。ちょっとコツをつかめば、簡単に楽しめるのが木工クラフトです。お楽しみに!

木で『表札』をつくる①

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 今回から、木の板を使った表札づくりの開始です。初回は、材料となる木の板について、ご説明し
ます。木工は、木の表情を活かして、目的となる形をデザインしていきます。そのため、材料とする
木の種類によって異なる「色」、「繊維の密度」などの特徴から、組合せを選びます。


 例として使用するのは、「桜」「チーク」「オーク」の3種類です。桜は、みなさんお馴染みの木ですが、
工芸で使用される材料は、ほとんどが海外産です。中国で育てられたカバや南米産のブラックチェリー
などが、代表的な材料です。


 桜の木は、淡いピンク色の木肌で、繊維の筋が細かく目立たないのが特徴です。全体を明るく優しい
仕上がりにするには、最適な材料です。


 チークは、成木になるまでに100年かかる木です。主に、ミャンマーやインドネシア、ベトナムなどの
東南アジアで生育されます。黄褐色と呼ばれる、黄色身がかかった油分の多い材料です。硬く、耐久
性が強いことも特徴で、乾燥途中で反り返りが少ないため、とても工芸に向いています。


 オークは、ブナ科ナラ属の落葉広葉樹です。硬く弾力性があることから、ウィスキーやぶどう酒の樽に
用いられることで有名な木材で、ヨーロッパ、北米、ロシア、中国で、生育されます。色は暗灰褐色で、
黒っぽいイメージですね。この3種類の木を用いて、寄木風やライン、アクセントのついたラインデザイン
など、お好みのサインベースをつくりましょう。


 お名前の文字は、木製の切り文字をご用意ください。次回は、必要な道具のご紹介です。

銅板で『表札』をつくる⑦

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 デザインを終え、磨きも終わりました。ピカピカですね。それでは、最後にフレームの取り付けです。
まずは、フレームにする材料をホームセンターで、ご購入ください。断面がコの字型の細い材料が
売っています。材質は、アルミや銅、真鍮といった金属製から、表面にパターンデザインの入ったプ
ラスチック製のものまで、様々です。後から、吊り下げ用のヒートンをフレームに取り付けやすいこと
から、プラスチック材のフレームを、お勧めします。カラーやデザインはお好みにあわせて、選んでく
ださい。コの字で挟み込む溝の部分は、1ミリ以下の物を選びます。実際に銅板を持ってホームセン
ターに行き、挟んでみるといいでしょう。ボンドで接着しますから、多少の空きは大丈夫です。


 フレーム材が決まったら、加工サービスで、角を45度にカットしてもらいます。このとき、表札とのサ
イズを間違えないようにしてください。実際に挟んだ状態で、採寸してもらうと間違いがありません。


 カットが終わったら、いよいよ取り付けです。フレーム材の溝にボンドを流し込んで、銅板を挟みます。
ボンドが柔らかいうちに、4辺を挟み込むことがポイントです。後は、ボンドが乾くのを待つだけ。乾燥中
にズレがご心配でしたら、セロテープで仮止めしましょう。完成です。取り付けは、ヒートンと鎖をつけて
吊り下げてもいいですし、強力な外壁用両面テープで貼り付けるなど、壁にあわせて選んでください。

銅板で『表札』をつくる⑥

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 無事、鍛金デザインは、完成しました。ポンチで一つひとつ刻んだ窪みは、味わい深い仕上がりですね。
地道な努力の賜物です。


 では、デザインの型紙を剥がしましょう。ハンマーで叩く振動で、何度か剥がれたことも、あったと
思います。「ピリピリッ」と簡単に剥がれるのでは、ないでしょうか。もし、のりで頑丈に貼り付けた方は、
少し、お水につけて、きれいに剥がしてください。
できるだけ、傷をつけないように、剥がすことが大切です。


 型紙を剥がしたら、「金属磨き剤」と「やわらかい布」をご用意ください。


 最初に、ご説明不足で、申し訳ありません。「金属磨き剤」は、お近くのホームセンターに売って
います。くれぐれも、「錆び取り剤」とお間違いないように、ご購入くださいね。


 布に磨き剤を染み込ませます。あまり、たくさんは、必要ありません。部分的に、濃い目に
染み込ませてくださいね。準備ができたら、銅版の平らな面を磨いていきます。最初に、ピカピカに
しておくと、自然に酸化(錆び)して、だんだん黒っぽくなるのが、銅版の味わいです。出来立てです
から、顔が映るくらいに磨いてください。とがったポンチを打ち込まれた部分の銅板は、鋭利な凹み
もついていますので、お怪我をされないように、注意してくださいね。


 赤い銅板の色が、見る見る光はじめます。立体感が、でてきますね。


 次回は、いよいよ完成!フレームの取り付けです。お楽しみに!

銅板で『表札』をつくる⑤

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 さて、ポンチで地道にハンマーを入れ、「デザインの輪郭」ができたと、思います。
ここからは、ちょっとセンスの見せどころ!デザインをどうやって、立体に見せるかです。

 ひたすら、名前や木々、花畑を均等に、ポンチを入れていくのもいいのですが、
ちょっと部分ぶぶんに、表現の違いを見せましょう。


 例えば、木の部分。日差しを浴びて、ちょっと影をつけているように見せるために、
木の葉の左側を集中して叩いていきます。そして、枝葉の形になるように、少し、ランダムに、
小さな弧を描くように、ポンチをハンマーで叩きます。


 次は、花畑の部分。長く伸びた形を強調するために、縁にそって、長い線を描くように、
ポンチを並べて打っていきます。ちょっと、ランダムさを加えても、いいですね。
お花が、そよぐ感じに見えます。表札の大事な部分。


 名前ですね。ここでは、できるだけ、密度をつけて、細かくポンチを入れていきます。
狭い場所に、たくさん打ちいれますから、最初は軽く、だんだん細かくなってきたら、アクセントに
深めの凹みをつけるように、強く打ちます。文字の表面に、強弱のついた、くぼみができます。


 お好みによって、叩き方は、様々です。
全面を軽く叩いてから、強めに打つことで、ご説明した木の陰や枝葉の形、花畑のそよぎを
描いてもいいのです。また、打ち終わった後に、ちょっと紙やすりをかけても、味わいがでますよ。

 次回は、磨き仕上げに入ります。お楽しみに!

銅板で『表札』をつくる④

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 前回、フライパンで料理された銅板は、ポンチとハンマーで、『鍛金』しやすい硬さになりました。
ご購入いただいた時よりも、柔らかくなっている、はずです。


 今回は、いよいよ、銅板の加工です。


 最初に、銅板の左右に、印をつけます。これは、
『鍛金』作業をするために、銅板を木の板に打ち付ける場所の目印です。
上下の真ん中、左右それぞれの縁から、5ミリぐらいの場所に、ポンチをあてて、
ハンマーで「トンッ」と叩いてください。

 印がついたら、銅板と板を重ねます。印の場所にクギを打ち、銅板と木の板を固定しましょう。
クギを打つとき、もし、銅板と木の板がズレてしまいそうでしたら、最初にガムテープなどで、
仮止めしてください。

 銅板と木の板が固定できたら、銅板の上に型紙を貼ります。


 いよいよ『鍛金』開始。


 くり抜かれたデザインの輪郭部分にポンチをあてて、ハンマーで叩いていきます。


 イラストには描かれていませんが、読み終わった雑誌などを下敷きに作業をしてください。
テーブルに傷をつけないことと、ハンマーの振動を若干弱めるためです。


 さて、銅板をコツコツと叩いていく作業ですが、
コツは「デザインのアウトライン部分を一通り、丁寧に、ポンチを打ち込んでいく」ことです。
最初に、デザインの輪郭を描くつもりで、進めてください。


 力の入れ加減で、ポンチ先端が、どれくらい銅板に食い込むか、変わってきます。
あまり、力を入れすぎると、銅板に大きな穴が開いてしまいますので、ご注意下さい。


 次回は、輪郭の内側の部分の叩き方をお教えします。力加減と打つ場所によって、
立体感を出していく作業です。楽しみですね。

 そうそう、くれぐれも、ご自分の指をハンマーで叩かないでくださいね。

銅板で『表札』をつくる③

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 さて、今回は、『表札』にする銅板を、お料理しましょう。
できれば、銅板がすっぽりと入る大きな「フライパン」をご用意ください。
最初にご用意いただいた「カセットコンロ用のボンベ」と「ガストーチ」を使って、
銅版を熱する焼き料理をします。

 「フライパン」の他に必要なのは、「鍋敷き」です。
木かコルクで、できているものがお勧めです。
もちろん、ガスコンロの上で作業をしてもかまいませんが、
決して、ガスコンロの火で、銅板を料理しないでください。

 次に、お肉を焼くときなどに使われる、金属製の「トング」と、アルミなど金属製の「ボール」。
そして、やわらかい布製の「フキン」をご用意ください。


 準備はいですか。


 それでは、「ボール」にお水をはってください。銅板全体が沈むだけ、お水の量が必要です。
次に、「鍋敷き」に「フライパン」をのせ、「フライパン」に銅板を斜めに横たえます。
そして、「ガストーチ」に点火。(火傷にお気をつけください。)


 銅板にまんべんなく、火を通します。真っ赤にならなくて、いいですよ。
銅板の表面が、熱でほんのり、色が変わる程度で結構です。

 コツは、できるだけ、まんべんなく熱することだけ。ほんの1、2分で充分です。


 「銅板」に火を通したら、「トング」で「銅板」をつかみ、お水が入った「ボール」の中に
イッキに入れてください。


 これで、銅板の硬さが弱まり、ポンチでへこみやすくなりました。
この作業を金工では『なまし』といいます。


 最後に、「ボール」から銅板を取り出し、水を「フキン」で拭きとってください。

銅板で『表札』をつくる②

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 前回、材料と道具を準備しました。今回は、いよいよデザインですね。


 『表札』ですから、まずは、お名前の文字から準備しましょう。
ご自宅にパソコンはありますね。ワープロソフトがインストールされていると思います。
ワープロソフトを使って、お名前の文字を入力しましょう。


 ここでは、「HYOSATSU」とローマ字で入力しました。
『表札』の仕上がりサイズで枠線を引くときのために、文字には下線をつけます。
大きさは、『表札』の文字ですから、35mm角ぐらいが、いいでしょう。
文字サイズは107ポイントと指定します。
ワープロソフトの文字サイズは、ポイントで指定することが、ほとんどです。
1文字の大きさを35mmにするためのサイズは、107ポイントになります。


 できるだけ、用紙の上下左右真ん中に文字をレイアウトしてください。
できたら、プリンターで出力して、準備完了。


 さて、次に、このプリントアウトアウトを使って、まずは、文字の中央に印をつけます。
次に下線にそって、左右に直線を引き、三角定規などで、
こんどは文字の中央から上下に線を引きます。
線が、文字を中心にクロスして描かれましたか?


 この十字の線で、『表札』サイズの左右20cm、上下10cmのサイズに印をつけます。
印を使って四角い枠線を引きます。


 あとは、枠の中にお好きなデザインをしてください。


 デザインが完成したら、型紙用の厚紙(ボール紙)に、のりで貼って、
乾いてから、デザインした部分をカッターでくり抜きます。


 これで、型紙も完成です。

銅板で『表札』をつくる①

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 「鍛金(たんきん)」と聞くと、“職人芸”を感じませんか。
金属を叩いたり、削ったりして、物をつくる技法です。


 今回から、ご自宅で、簡単にできる「鍛金」の技法を用いた『ハンドメイド表札づくり』を解説します。
皆さん、楽しんでくださいね。


 では、最初に、準備からです。


 材料は厚さ0.3ミリの銅板です。ホームセンターなどで、ご購入ください。
薄い金属の板ですから、お買物のときも、縁でケガをしないように、ご注意くださいね。
寸法は『表札』のサイズ、幅20cm、高さ10cmです。


 そして、銅板を叩く時のベースになる木の板です。
これも銅板と同じ寸法で、厚さは1cm以上、必要です。 
銅板にポンチという金属の道具(短い棒状)をあて、ハンマーで叩きますので、
銅板を釘で木の板に固定して作業します。(※板のサイズは、大きめでも大丈夫です。)


 銅板と板は、ホームセンターのカットサービスを利用し、仕上がりのサイズに切っていただきましょう。
お店にもよりますが、数百円で、できます。


 次は工具、ポンチです。
通常ポンチは、釘やネジを打ち込む場所の目印を、金属板に付けるために使われます。
ご自宅にハンマーはありますか?なければ、ポンチと一緒にご購入をお願いします。
もし、新たに買われるのでしたら、一方が丸くなっているものがお勧めです。
ポンチではなく、ハンマーの丸い側で、直接、銅板を叩いて凹凸をつくることもできます。


 トンカンと銅板を叩く作業ですので、テーブルに傷がついては困ります。
読み終わった雑誌などを下敷きとして再利用しましょう。


 ガストーチという金属の板を熱する道具もご購入ください。
カセットコンロ用のボンベに取り付けられるトーチの先だけ、ホームセンターに売っています。


 型紙用のボール紙と、のり、定規類、鉛筆、消しゴムは、『表札』のデザインに使います。


材料、工具の準備ができましたら、いよいよデザイン開始です。

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